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【ヤングリーダー研修会】チームの一員として「できること」から始めよう
5月8日(水)、7~9年次教員を対象とした「ヤングリーダー研修会」を開催しました。
立山区域小中学校から13名の教員が参加しました。
忙しい合間を縫っての60分間でしたが、「今年1年間の自分」について考える機会となりました。
講師は立山町立立山小学校・林三千代校長先生が務められ、若手教員が憧れる「ヤングリーダー」としての役割について考えるヒントをご講話くださいました。
「キャリアのVSOP」として、20代は「V→バイタリティ(挑戦する意欲)」、30代は「S→スペシャリティ(得意なところの追求)」、40代は「O→オリジナリティ(自分らしさの追求)」、50代は「P→パーパーソナリティ(人間性による信頼の獲得)」といったお話をされ、教師としてステップアップすること、今の自分をみつめて、今後のなりたい自分の姿をイメージすることを促されました。
グループディスカッションでは、同年次の仲間同士、現在の困りごとも含めた話合いが行われていました。
最後には、それぞれが「チームの一員として、今の自分にできること」を具体化し、互いに伝え合うことで研修を締めくくりました。
林校長先生からは「7~9年次は、察して自分から動いてくれる先生たち。そんな主体的な動きが、学校全体に明るさと活気をもたらしてくれる。」と伝えられた上で、「学校から期待されている」という言葉がくり返されました。
立山町教育センターでは、「同年次といった『ヨコのつながり』を意識した研修」「言葉と思いを交わす中で『自分事』としての答えをみつけていく研修」「区域内の様子を熟知された舟橋村・立山町の校長先生方が講師としてコーデネートされる研修」を今年度も企画・運営していきます。
短時間の研修ではありますが、明日からの取り組みのちょっとした手がかりをもち帰ってもらえれば幸いです。
【特別支援教育コーディネーター研修会】どんな役割?何をする?
4月26日(金)、雄山中学校の会議室をお借りして「第1回特別支援教育コーディネーター研修会」を実施しました。講師に立山町特別支援教育コーディネーター・松井美之先生をお迎えし、立山町と舟橋村の小中学校でその任を担う先生方が集まりました。
講師の松井美之先生からは「特別支援教育コーディネーターの役割」と題してご講話をいただきました。
「すでに経験豊富なコーディネーターさんもいらっしゃるのですが、、、」との前置きをされた上で、「学校内の関係者や関係機関との連絡調整」「各学級担任への支援」「巡回指導員や専門家チームとの連携」「学校内の児童等の実態把握と情報収集の推進」といった働きかけについて分かりやすくお話しされました。
講話後のグループワークでは、それぞれが日頃から「心がけていること」「悩んでいること」を語り合い、情報共有と意見交換を図りました。
事後の振り返りには、「その子供」に視点を絞った児童生徒理解とそれに基づく支援の実現、そのための校内支援体制の確立に関するコメントが多くみられました。
コーディネーターさんを軸に、チーム支援ができるよう、町センターでもできることをお手伝いしたいと思います。
【2、3年次教員基礎研修会】学級経営について考える
本センターが主催する令和6年度立山区域教員研修会が始まりました。
4月11日(木)に行った2、3年次教員研修会は、前年度のセンター運営委員会にて、校長先生方からの「教員年数の浅い先生方に、悩みを共有したり解決の手掛かりを聞いたりする機会を」という要望を受け、今年度、新たに3回設定したものです。
第1回にあたる今回は、小学校と中学校の実態に配慮し、「学級経営」をテーマに講師及び会場を分けて実施しました。
対象教員10名が集まった立山中央小学校では、尾﨑 斉 校長先生に講師をお務めいただきました。
「学級経営の基礎」や「子供のための学級経営」について、受講者のキャリアステージに応じた項立てで分かりやすくご講話くださいました。
「実践事例紹介」では、自身が受け持つ学級での取組や先輩教員の取組について、フリートークで情報共有を図りました。共感する部分が多々あるのか、笑顔で会話が弾みます。
対象教員6名が集まった雄山中学校では、杉本 和博 校長先生に講師をお務めいただきました。
まずは、ご自身の学級担任・副担任経験を中心に、エピソードを交えて悩まれたり心掛けたりされたことをお話されました。
研修後半には、立山町教育委員会・杉田教育長が立ち寄られ、やはり学級担任時代のお話をしてくださいました。
意見交換の場面では、教員3年目を迎え、今、学級担任として大切にしていること、苦労していること等について、それぞれが語りました。
年度初めの忙しい時期ではありますが、スタートにあたる4月前半に実施するからこそ意味のある「学級経営」に関する研修会でした。
何よりも、立山町の子供たちの育ちにつながる研修となれば幸いです。
【「読み解く力」向上推進】校内研修のお手伝い
立山町小中学校で取り組む「読み解く力」向上プロジェクトもいよいよ最終年度を迎えました。
各校での実践の充実を軸に、令和6年度は小学校間の連携だけでなく、小中学校の接続も意識した取組が展開できればと考えております。
4月10日(水)、雄山中学校からお招きいただき、約40名の先生方と一緒に「読み解く力」向上に関する研修会を行いました。
研修前半では研修課題を共書きした後、参加者全員にとって初見となる「雄山中学校では使っていない技術・家庭科(家庭分野)の教科書」を教材に読み解き活動に取り組みました。
「可視化を伴う黙読」の体験ということで、接続語・指示語・定義文・図表等の資料に注意して、黙読しながら教科書に書き込みを入れていきました。
教科書への書き込みをもとに、教科書に記載された内容の骨子をいくつか確認した後、グループワークに入りました。中学校の発達段階を踏まえた手立てを体験し、当事者意識で感じたことを共有します。
「可視化を伴う黙読」を自身の授業で実践することを想定した場合の「効果」で「課題」「留意点」を話合い、各グループからの発表をもとに整理していきました。「こんな効果が期待できる→でも、こんな懸念がある→そこでこうしてみたらどうか」といった道筋での思考整理です。
研修後半では、これまでの立山町としての学びを踏まえて「令和6年度の実践に向けて」をテーマに、「視写・聴写・共書き」「RS視点からの教材分析」「個別最適な学びに関する捉え」「小学校での実践紹介」等について、スライドで説明し、現時点までの動きを再確認しました。
「教師の授業力向上」と「児童生徒の学力向上」は往還するものであり、その手立てのひとつとして「読み解く力」向上に取り組む意義、大規模中学校ならではの利点、教科に拘わらず全教員で取り組む効果についてお話しさせていただき、研修会を閉じました。
「時々の特別」ではなく「日々の積み重ね」によって、立山町の子供たちが「生涯にわたって学ぶ力」を習得し、さらには先生方自身もその力を伸ばしていけるものと信じ、今年度も本事業に携わっていきたいと考えております。
【始業式直前】みんなで打ち合わせ
英語の教科書を手に、とってもよい笑顔のお二人は、外国語の授業をサポートするALTさんです。
新学期の授業に備え、本センター会議室に立山町の小中学校で勤務するALTさんが集まる「ALTミーティング」の真っ最中です。
よりよい外国語活動ができるよう、作戦会議中です。
児童生徒のみなさんは、授業で会うのを楽しみにしていてください。
こちらは立山町小中学校の教頭先生、カウンセリング指導員の先生が集まっての「見守り会議実務者研修会」です。
立山町では「見守り会議」という組織があり、登校への悩みや不安をもつ児童生徒、保護者の皆様の力になれるよう、情報を共有したり支援内容を話し合ったりしています。
この会議では、その具体的な活動についての打ち合わせを行いました。
早期発見・早期対応をキーワードに連携していきます。
こちらは、立山町適応指導教室「フレンドリー」での「指導員連絡会」です。
学校以外にも安心して過ごせる「居場所」になれば・・・と考え、4人の指導員さんたちが子供たちに寄り添います。
特に今年度は、「子供たちが自分で決めて実行する活動」「仲間の気持ちやペースを考えて合わせる活動」が意識できるよう、教室運営の見直しを中心に話合いました。
4月に入り、各学校では、職員会議や学年会議等での共通理解や話合いを通して、児童生徒を迎える準備に大忙しのことと思います。
他にも、いろいろな人がそれぞれの立場から、新学期のスタートにあたり、打ち合わせを進めています。
そうやって準備していくうちに、「よし、今年度もがんばろう」と気持ちが引き締まってきます。
いよいよ明日は始業式です。よい新学期のスタートになりますように。
【ごあいさつ】令和6年度のスタートにあたり
入学式の会場を飾る花々の鉢が本センターの玄関に並んでいます。
桜の開花にはまだ少し早い屋外とは違い、まさに「春らんまん」といったところです。
立山区域と呼ばれる立山町・舟橋村には小学校7校と中学校2校があり、1000名ほどの児童生徒が学校生活を送っています。その子供たちの学びを支える教職員はおよそ200名となります。
そのような立山区域内小中学校における日々の教育活動が充実したものとなるよう、立山町教育センターは連携の拠点となり、キャリアステージに応じた教職員研修や、悩みを抱えた児童生徒及び保護者からの教育相談に関する業務を行っています。
本センターではこの事業の様子を「センターだより」として発信し、このホームページにも掲載しております。教職員研修や授業公開等の情報についてもお伝えしたいと思っておりますので、区域内の小中学校だけでなく、地域の皆様にも目を通していただければ幸いです。
種から芽吹き、茎を伸ばしてつぼみをつける。「春らんまん」の花々にもそんな道のりがあっての「今」です。それぞれの学校で子供たちや先生方が歩む道のりに沿って、本センターができることを考え、実践できるよう尽力していきます。
新年度にあたり、始業式や入学式が、子供たちの笑顔が花咲く令和6年度のスタートになってほしいと願っています。
今後とも、よろしくお願いします。
【ごあいさつ】令和5年度の終わりにあたり
清々しい青空に白い綿雲が浮かぶ春の日、立山町区域の小中学校では修了式が行われ、令和5年度の節目を迎えました。立山区域の子供たちや先生方、そして、地域のみなさまにご協力いただき、令和5年度のセンター事業を無事終えることができました。
2月27日に開催した第2回立山町教育センター運営委員会では、委員のみなさまから貴重なご意見をいただき、令和6年度事業計画の見直しを図ったところです。
これからも立山町と舟橋村の子供たちと先生方の学びがより豊かなものになるよう尽力していきたいと思います。
1年間、ありがとうございました。
本センター職員一同、心より感謝申し上げます。
【立山町「読み解く力」向上推進委員会】令和5年度実践に関する資料の配付
立山町小中学校で3か年かけて取り組む「読み解く力」向上に関する実践も、もうすぐ最終年度のスタートにあたる令和6年4月を迎えようとしています。
2か年目にあたる今年度は、「探ろう」から「育てよう」に実践テーマをステップアップさせ、先進地に学びながらも、小中学校それぞれが自校の実態を踏まえた取組の具体化を図ってきました。
その実践内容の骨子をまとめた紙面データを推進委員会から各校へとお送りしました。小小連携や小中接続の手立ての一つとして活用していただければ幸いです。
また、令和5年度の実践に関する資料を集約した青ファイル「立山町『読み解く力』向上プロジェクト(R5:二か年度)」を来週初めに各校へお届けします。
推進委員会での協議資料、リーディングスキルテスト実施の流れ、授業公開や協議会を中心とする向上研究会の要項・学習指導案・振り返り、先進地視察での学び、各校からの実践報告や資料、次年度の向上推進計画等を綴り、これまでの積み重ねと今後の展望が見えるようになっています。
推進委員分だけでなく学校保管分もお届けしますので、立山町内の先生方にも目を通していただき、折に触れてご活用いただければと思います。
「探ろう」「育てよう」の流れを受けて、令和6年度は「日々、育もう」を実践テーマに、毎日の学習活動の中で充実を図る1年間となります。
子どもたちの「わかった」「できた」という声がたくさん聞けるように、「読み解く力」向上を進めていきたいと思います。
【センターだより】「立山町教育センターだより」第235号を発行しました!!
3月5日に「立山町教育センターだより」第253号を発行しました。遅くとも、来週には、立山町小中学校に勤務する教職員のみなさまはじめ、関係各位のお手元に届くと思います。
今回は、本センター事業の報告と併せて立山町と舟橋村それぞれが取り組む「令和とやま型教育推進事業」の概要についても、ご紹介しております。
年度末の忙しい折ではありますが、ちょっとお仕事の手を止められたときに、ご一読いただければ幸いです。
ご寄稿くださったり、原稿作成にご協力くださったりした方々に、深く感謝申し上げます。
【次年度に向けて】センター運営委員会
立山町教育センターでは、立山町教育委員会、舟橋村教育委員会、立山区域小中学校長にご参加いただき、センター運営委員会を4月と2月に開催しております。
去る2月27日(火)雄山中学校にて、第2回センター運営委員会を行いました。
立山町教育センター所長である立山町教育委員会・杉田教育長からのご挨拶の後、舟橋村教育委員会・土田教育長より、激励の言葉をいただきました。
協議では、センター事務局から、令和5年度事業についての報告と、令和6年度事業計画についての提案をさせていただき、ご質問やご意見をいただきました。
特に若手教員の研修に関するご意見がありましたので、計画の見直しを図り、4月12日(金)に予定している第1回センター運営委員会にて、改めてご提案させていただきます。
若い年次の先生方が、日頃の悩みを持ち寄りながら、経験豊富な講師からの指導助言をもとに、見通しをもって具体的な動きをイメージできるような研修にしたいと考えております。
子供たちの育成に関わる活動はもちろん、教職員集団においても、まだ柔らかい若芽に日を当て水を注ぎ、すくすと若木へと成長していけるような研修を事業計画に位置付けていきたいです。
【教材の活用】小型ロボットの動きをプログラミング
本センターでは、立山町教育委員会が管理するプログラミング学習教材である小型ロボットを町内の学校に貸し出しています。超音波・光・ライントレース・赤外線といった「4種類のセンサー」と、動き・光・音といった「3つの表現」を組み合わせて、小型ロボットの動きをプログラムすることができます。
1月末、立山北部小学校では、パソコンクラブの活動に参加する4~6年生の児童が、タブレット端末を活用して、小型ロボットを操作しました。プログラミング学習の一環にあたる活動の初回ということで「触れる」「慣れる」ことが中心となりました。
思い通りに動いたり、動かなかったり・・・そんなロボットの動きに子供たちは大はしゃぎでした。授業補助には、立山町のICT支援員さんが入ります。
今後、立山小学校でも、授業で活用されるとのことです。
画面上の表示だけでなく、実際に動く具体物があることで、子供たちの好奇心は高まっていくようです。
たくさんの子供たちに活用してもらえれば幸いです。
【「読み解く力」向上研究会】高野小にて授業公開
去る1月22日(月)、高野小学校にて、令和5年度第3回「読み解く力」向上研究会が開催されました。
7月6日(木)の第1回研究会で、雄山中学校にて公開された「中学1年数学」「中学3年社会」、10月18日(水)の第2回研究会で、立山中央小学校にて公開された「小学5年国語」に続き、今回は「小学4年算数」の授業が提案されました。
また、「基礎的読解力」育成の視点から高野小学校で試行錯誤しながら取り組んでいる「自学ノート」についても、実践状況を参観させていただきました。
【「自学ノート」の取り組む6年生の様子から】
6月に実施したリーディングスキルテストの結果をもとに、自身が得意とするスキル、苦手とするスキルを自覚し、家庭での自主学習に生かします。自分に合った学習内容の決定と実践にはまだ課題はありますが、「まずは動き出すことから」と、児童と教員が一緒になって歩みを進めています。
参観した教員からは「リーディングスキルテスト結果のコメントをきちんと踏まえて、子供たちが教師の助言を受けながら、学習計画を立てて進めている様子が大変参考になった」「今、どんな取り組みをしているの?と尋ねると、どの子も分かりやすく答えてくれた。自分の取り組みに自信をもっているのが伝わった」「子供自身が自分に何が足りないかを分析し、自主学習につなげている」「子供が黙々と取り組んできたことを認めてもらう場の設定にも意義を感じた」といった声が寄せられています。
高野小学校・岩田教務主任からの研究経過報告を受け、参加した町内小中学校教員の多数が、取り組み内容だけでなく、その実践する姿に学びを得ることができました。
【4年生算数の授業公開から】
4年生担任の鈴木教諭から、授業「身近な場所の広さを比べよう」が提案されました。
L字型スペースである図書室の面積をどうやって求めるか・・・すでに学んだ正方形や長方形の面積の求め方を生かしてどう学習課題を解決するか・・・子供たちは意欲的に思考し、生き生きと発表していました。
課題解決に困っている子供を中心に話合いが進むよう、必要に応じて自分の考えを広げたり、修正したりする時間を十分に確保して授業を展開した鈴木教諭の工夫が功を奏したように思います。
講師にお迎えした新井紀子先生からも、「全員が授業に参加し正しい答えに自力で辿りついた上、他の子の解法にも関心を示し、努力しようとする姿がうかがえた。説明する言葉もかなり学習言語らしくなっていた。普段から、視写や音読、図形の認識(例:地図当てクイズなど)、見開き2ページでの言葉探し、計算ドリルなどを通じた耕しができていたからではないか」というコメントをいただきました。
日頃の学びの一端が「授業公開での姿」に表れていたということでしょう。
【協議会及び講話から】
授業後には「RS(リーディングスキル)を視点とした授業改善はどうあればよいか」という協議題のもと、参観教員によるグループ討議を中心に協議会を行いました。提案された授業からの学びだけでなく「自分が授業者ならば」という視点での意見も多く出されました。
立山町「読み解く力」向上推進事業に令和4年度から携わり、ご指導くださっている「一般社団法人教育のための科学研究所」代表理事・所長である新井紀子先生からは、提案授業・協議会へのご講評と併せて「RSノートとRSを意識した授業 ~受検結果を個別最適な学びにつなげる~」と題したご講演を賜りました。
向上研究会の機会を与えてくださった高野小学校児童のみなさん、そして、教職員のみなさまに、深く感謝申し上げます。
実践してみてこそ、明らかになる成果と課題があるかと思いますので、後日、振り返りとして共有させていただき、立山町小中学校全体の取り組みに生かしたいと思います。ありがとうございました。
【令和のとやま型教育推進研修会】立山町の実践を報告しました
本日、標記のオンライン研修会が開催され、県内の各市町村から、学力向上に関する実践内容が報告されました。
立山町からは町教育委員会と町センターの職員が参加し、『「読み解く力」育成につながるICT』と題して、小学校での理科と体育の授業を事例とした報告を行いました。
【オンラインで立山町の取り組みを紹介】
【他市町村の報告も聞きながら意見交換】
ICTをどのような場面でどのように活用するのが有効なのか、学力向上の手立ての一つである「読み解く力」育成において、アイテムとしてどう生かすか。多くの報告内容に散見されるテーマでした。
一堂に会しての直接対話と同様に・・・とはいかなくても、大雪の日に県内すべての市町村からの報告を聞き、意見交換できるのはICTの強みでしょう。
立山区域内小中学校の研修に関わる教育センターとしては、提供してくださった情報を実態に合わせて取捨選択し、取り入れさせていただきたいと思います。
【土曜学習教室】特別講座が始まりました
1月20日(土)、雄山中3年生を対象とした土曜学習教室の3回目を実施しました。
81名の参加があり、全員対象の自主学習と併行して、希望者対象の特別講座を行いました。
【学習支援サポーターさんとの自主学習の様子】
【特別講座・国語の様子】
【特別講座・数学の様子】
【特別講座・英語の様子】
特別講座では、雄山中学校教員OBの方々がご協力くださっています。
土曜学習教室の時間も2時間半から3時間半と長くなり、集中力の持続が難しいところではありますが、学習体力も学力のうち。提供された時と場をフル活用してほしいと思います。
【土曜学習教室】第5回(1月20日)のお知らせです
感染拡大防止や大雪警報のため、休止が続いた「土曜学習教室」ですが、1月20日から再開する予定です。
前回から予定していた「特別講座」がスタートします。教科ごとのクラスや時間、持ち物をを確認されたい場合は以下の部分をクリックしてください。
実施形態が変わることに伴い、以下の点に留意してください。
(以前「すぐーる」で3年保護者に配信した内容です。)
① 受付け後、自主学習者は大会議室、特別講座受講者はそれぞれの会場に直接入ってください。特別講座B、Cグループは、まず、大会議室での自主学習となります。
② 9:00ちょうどに、自主学習と特別講座Aグループの活動を始めるので、余裕をもって来場してください。
③ 特別講座受講者は、事前にプリントで指示された準備物を必ず持参してください。
④ 風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス等、感染症の流行が心配な時期です。
体調不良はもちろんのこと、感染への不安がある場合は、無理をしないでください。また、マスク着用等、各自での感染対策を心がけてください。
⑤ 事前に欠席の申告をしておらず、当日、急に欠席する場合は、必ず、保護者の方から、立山町教育委員会教育課(076-462-9981)に連絡をしてください。安全管理上、連絡のない欠席については、こちらから緊急連絡先の電話させていただきます。
つきましては、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。
【センター職員による授業参観】若手教員の授業におじゃましています
立山町と舟橋村それぞれの小中学校が、自校の研究実践のまとめに入っておられることと思います。立山町教育センターが主催する研修会もほぼ昨年のうちに終了しており、授業力向上研修会として、センター職員が若手教員の授業を参観させていただく研修についても、あとわずかとなりました。
年度初めから継続して、立山区域小中学校の2~5年次教員の道徳の授業におじゃましました。特別な授業公開というわけでなく、日頃の授業を参観させていただき、悩みをお聞きしたり、少しばかりアドバイスをさせていただいたりする機会としています。
17名に及ぶ若手教員の授業を参観するなかで、階段を一段一段のぼるように心を耕していく子供たちの姿を見ることができました。教科だけでなく道徳の授業も、教師と児童生徒が共に学ぶ大切な時間であると実感します。
年が明け、令和5年度のセンター事業もいよいよ次年度を念頭においたしめくくりに入りますが、あとわずか訪問させていただく機会がありますので、どうぞ、よろしくお願いします。
【土曜学習教室】休止のお知らせ
12月23日に第4回土曜学習教室を予定しておりましたが、立山町はじめ富山県内に大雪警報が発令されている状況を受け、休止することとしました。
本日、その旨をお伝えする案内を雄山中学校を通して配付しました。また、「すぐーる」で同様のお知らせが配信されるかと思います。
次回の第5回土曜学習教室は1月20日です。第4回で予定していた内容で実施します。
【土曜学習教室】休止のお知らせ
12月9日に第3回土曜学習教室を予定しておりましたが、インフルエンザや風邪等による体調不良者が増加している状況を受け、感染拡大を防ぐため、休止することとしました。
本日、その旨をお伝えするご案内を雄山中学校を通して配付しました。また、「すぐーる」で同様のお知らせが配信されるかと思います。
051209 土曜学習教室の休止について(保護者宛).pdf
体調を崩している生徒のみなさんは、しっかり体を休めてください。時には休養も必要です。
元気な生徒のみなさんは、これまでの土曜学習教室で見せてくれた集中力を自宅でも発揮して、一つでも多くの学びを積んでください。
次回の第4回土曜学習教室は、12月23日です。これまでの自主学習と併せて特別講座を予定しています。
なお、特別講座希望アンケートは明日12月6日の朝までですが、欠席している生徒さんは、次に登校する際、忘れずに、担任の先生へ提出してください。よろしくお願いします。
雄山中学校の生徒さんと職員の方がお世話くださるセンター前の花壇でも、色とりどりの花が寒空に向かって顔を上げています。
受験生のみなさん、体調管理を心がけ、できることから一つ一つやり遂げていく冬にしてください。
応援しています。
【センター職員による学校訪問】高野小学校におじゃましました
11月30日(木)に高野小学校を訪問しました。
高野力郎校長先生にご案内いただき、すべての授業を参観させていただきました。
そこで感じたことは、ここちよい「静けさ」です。
一人一人が集中して目の前の課題に取り組んでいる、そんな落ち着いた雰囲気です。
授業だけでなく、ファイルにつづられたプリントなどからも、そんな日頃の様子がうかがえました。
子供たちも先生方も、一日一日、さらには一時間一時間の積み重ねを大事にしておられるのが伝わってきます。
校舎のあちらこちらに全校児童の言葉が、自筆の文字で掲示されています。
自分のがんばりや友達のよさが紙面いっぱいの文字で伝えられています。
教室だけでなく、校舎のいたるところで、子供たちは「自分」を感じることができます。
授業での学びも整然と掲示され、これまでの足あとがしっかりと残されています。
高野校長先生に、子供たちのよさについてお尋ねしたところ、「子供たちのよさは一人一人ちがって、ひとまとめに答えることはできないけれど」と前置きされたうえで、「自分自身の課題をもって、一人一人がそれに立ち向かおうとしている。本当にみんなががんばっている。」と話してくださいました。
子供に対しても先生方に対しても、それぞれのよさを捉え、伸ばしていきたいという姿勢、願いをお伺いする機会となりました。
【センター職員による学校訪問】舟橋小学校におじゃましました
11月27日(月)に舟橋小学校を訪問しました。
【2年生・音楽】歌詞を見ながら、リズムよく歌います。元気な掛け声とジェスチャーを交えた歌声から、教室の雰囲気が伝わってきます。
【4年生・社会】「十二貫野用水のひみつをさぐろう」というテーマのもと、用水の傾きの秘密について考えをめぐらせる子供たち。教室の模型でイメージを抱いたあとは、校舎から出て、実際に水を流して実験です。
【5年生・家庭科】我が家のお味噌汁を紹介しながら、栄養バランスを考えます。子供たちと一緒に「うんうん、うちでもあるある!」と思いながら、参観していました。ほのぼのした温かい雰囲気の5年生でした。
参観後は、松越正純校長先生からのお話を伺いました。
授業にせよ、子供たちの活躍する場にせよ、特別なことではなく、日々の歩みを大切にしておられるとのこと。
そして、そんな子供たちの様子を保護者だけでなく地域の方にも知ってもらえるようにとホームページの掲載内容も工夫しておられます。
今年度は、コロナ前に実施していた全校児童による集会を復活させ、子供たちが工夫して企画し、実践する機会にしておられるそうです。そんな「ハッピースマイル集会」では、子供たちの笑顔の花がたくさんたくさん咲いていることでしょう。
ふるさと「ふなはし」に根差し、がんばっている子供たち。いずれは生まれ育った地域で活躍する大人になってほしい。松越校長先生が語られた言葉に、子供たちや先生方、舟橋村への愛情や願いが感じられる訪問となりました。
【土曜学習教室】学習サポーター支援が本格化
11月25日(土)、雄山中学校の第3学年生徒を対象とする「土曜学習教室」の2回目を開催しました。
前回は、自主学習が中心でしたが、今回は、7名の学習サポーターの支援により、子供たちは質問することで疑問点を解決することができました。これからも、今回同様、多数の学習サポーターが参加してくださる予定ですので、質問したい教科を準備してきてくれれば、と考えています。
今回も100名近い参加となりました。明るく広い会場で、子供たちは学習するための「時と場」をフル活用し、一人一人が集中して取り組んでいました。
終了時には、12月9日(土)の第4回から、自主学習と併せて、希望制の特別講座が始まり、その希望アンケートを12月になったら行うこと、学習できる時間が1時間半から2時間半に延長できることについて、センター職員から説明しました。
詳細については、12月に学校の担任の先生からお伝えいただく予定です。
地域の方々や教員OB、大学生有志のお力を借り、進路決定に向けて切磋琢磨する雄山中・3年生をサポートしていきたいと思います。
【放課後学習教室】第2学期末考査に向けて
雄山中学校の生徒を対象とする「放課後学習教室」を同校ランチルームで実施しました。少し前に中間考査に向けての学習教室を開催したと思っていたのに、もう期末考査です。
すでに何度も参加している生徒が多く、慣れた様子です。
明日も14:00~15:30の90分間実施します。
【土曜学習教室】開講式後、学習スタート!
11月11日(土)、雄山中学校の第3学年生徒を対象とする「土曜学習教室」が始まりました。
今年度は100名を超える参加希望があり、会場の立山町元気交流ステーションには、学習道具を携えて、たくさんの生徒が集まりました。
入口で受付を済ませ、学習会場に入る生徒たち。センター職員と大学生の学習サポーターさんが笑顔でお出迎えです。早く到着した生徒たちが、会場設営を手伝ってくれました。
開講式では、立山町教育課の方からご挨拶をいただいた後、学習サポーターさんの自己紹介を行いました。
「受験」を意識した自主学習に関するアドバイスを真剣に聞く生徒たち。沈黙に耐えて「一定時間集中する力」、分からないところは解答・解説を活用して学び、改めて解き直す「自己解決し、定着を図る力」、受験同様に45~50分を一コマとして考え、「時間感覚をもって学習を計画・実践する力」が、効果的な自主学習につながります。
開講式に際し、雄山中学校から杉本校長先生と学年主任の川村先生が激励に駆けつけてくださいました。
今回は自主学習が中心の回となり、学習サポーターや中学校の先生に質問しながら進める様子がみられました。次回からは、学習サポーターさんの人数も増え、年末からは、希望制の特別講座を予定しています。
まずは、踏み出すこと。一人一人が集中して取り組んだ90分間は、まさに「沈黙に耐えて集中する時間」「自己解決し、定着を図る時間」「時間感覚をもって学習を計画・実践する時間」の始まりとなりました。
週末休みの土曜日、午前中の前半に90分間の学習を終えているということは、達成感が得られるだけでなく、その後、自宅にて取り組む学習に向けての励みにもなります。
来週、11月20日(月)、21日(火)には、雄山中学校全学年希望者を対象とした「放課後学習教室」を雄山中学校のランチルームで実施します。これは、第2学期末考査に向けての学習支援です。
「土曜学習教室」「放課後学習教室」ともに、日時等の実施要項は、本ホームページ「お知らせ」をクリックしていただければ、確認することができます。
よろしかったら、ご活用ください。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん16」を発行しました!!
11/1(水)に実施された「若手教員道徳授業研修会」を紹介するたよりです。
立山中央小学校にて、大浦匠教諭が道徳の授業を提案してくださいました。
授業後の研修会では、立山町・舟橋村の小中学校に勤務する教職2~5年次の教員がグループに分かれて、積極的な意見交換を図りました。
研修の詳細については、ぜひ「そふとめん16」をご覧ください。
【「読み解く力」向上研究会】立山中央小にて授業公開 ~5年国語~
去る10月18日(水)、立山中央小学校にて、第2回立山町「読み解く力」向上研究会が開催されました。
7月6日(木)の第1回研究会で雄山中学校にて公開された「中学1年数学」、「中学3年社会」の授業に続き、「小学5年生」の国語が提案授業として公開されました。
3階多目的の広いスペースで、60名近い参観者を迎えての授業公開となりました。昼休みには元気に動き回っていた5年1組の子供たち。授業開始とともに、姿勢を正し、学びモードに切りかえる様子が印象的でした。
今回の教材「固有種が教えてくれたこと」は、単元「資料を用いた文章の効果を考えよう」に配置された文章であり、子供たちは「文章と図表やグラフ等を結び付けて読む活動」に時間をかけて取り組んでいました。
提示された図表や文章と照らして、友達の発言内容を理解すること、先生からの質問について思考することは大変集中力を要する学習ではありますが、「なぜ、筆者はこの資料を使ったのかな」と、一生懸命に考えを巡らせているようでした。
公開授業後の部会協議では、立山町内小中学校40名ほどの教職員が意見交換を行い、子供の目線から教材を分析し、想定されるつまずきを踏まえて授業を構築することの大切さを再認識しました。
「子供の立場」で「子供のつまずき」を予想し、「個々の子供が実力を発揮できる授業」を創るために、教材分析の充実を図る。「子供が課題解決する」過程において必要な情報を取捨選択し、「子供の具体的支援」につながる手立てを準備する。
立山中央小学校で作成された「読み解く力を生かした授業改善実施計画」には、「子供主体」のキーワードが配置され、公開された授業と併せて、貴重な研修機会を提供していただきました。
教師自身が「学習者」であり、「一を教えるために十を知る」つもりで子供と教材に向き合いたいと思える研修会でした。開催と運営にご尽力くださった立山中央小学校の先生方、「読み解く力」向上推進委員のみなさまに、深く感謝申し上げます。
「読み解く力」向上を視点とした授業改善及び学力向上推進事業は、立山町小中学校7校が手を携えて実践する取り組みであり、子供たちにひとつでも多くの「できた」を手に入れてもらうための手立てです。
今後とも、根気よくがんばります。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん15」を発行しました!!
富山県教育委員会による通常学校訪問研修会に立山町教育センターも参加し、学びを共有させていただいております。
そして、研修の様子や内容について、立山区域小中学校からお知らせいただき、センターだより号外に掲載します。
今回は、10月2日(月)に実施された舟橋村立舟橋中学校です。
【立山町「読み解く力」向上推進委員会】各学校の実践内容を共有しました
10月13日(金)に、立山町役場・大会議室にて、立山町「読み解く力」向上推進委員会を開催しました。
本委員会は、立山町教育委員会、立山町教育センター、小中学校の担当教頭先生、教務主任の先生方で構成され、「読み解く力」向上の視点から、子供たちの学力向上を目指す実践の中心となる組織です。
今回は、本年度に入って3回目の開催となり、小中学校における実践の進捗状況についての情報を共有し、成果や課題について話し合いました。
【全体会】各学校から実践内容の骨子について報告があり、質問内容をもとに情報交換を図りました。推進委員だけでなく、後日、立山町内の教職員にも周知できるようにしたいと考えています。
【グループディスカッション】短い時間でしたが、現時点での課題を中心に、子供自身に「読み解く力」習熟度を認識させる手立てや教職員研修の進め方等、授業力向上と学力向上の両面から、意見交換を行いました。
これまで積み重ねてきたことを土台に、まずは、実践していくことで、成果と課題が見えてきます。
見えてきたら、また、成果はモチベーションのもと、課題は改善材料となります。
その繰り返しの中で、子供たちが「できる」ようになったことを自信に、学ぶ力を高めていくことを私たちは願っています。
このように、教員の授業力向上と子供の学力向上を往還する「両輪」だと考え、進めていきたいと思います。
【センター職員による学校訪問】立山中央小学校におじゃましました
10月11日(水)に立山中央小学校を訪問しました。
本センター近くにある大規模校・立山中央小学校で開催する研修は多く、いつもお世話になっています。
10/18(水)には、第2回立山町「読み解く力」向上研究会の開催校として、5年国語の授業が公開されます。11/1(水)には、若手教員研修として、6年道徳が公開されます。
課題意識をもって、子供たち全員が活躍する授業を目指しておられる立山中央小学校の授業や子供たちの様子を参観させていただきました。ほんの一部ではありますが、ご紹介します。
【チャレンジタイム】朝の授業前、清掃活動を終えた4年生の子供たちが楽しそうに縄跳びをしています。「体力づくりだよ!」と元気な声で教えてくれました。
【3年生・国語】電子黒板を見ながら、新しく覚える漢字の読みや部首の確認です。先生と一緒に書き順どおりに、手でなぞります。
【6年生・運動会の振り返り】7日(土)に行われた運動会を具体的に振り返りながら、最高学年としての成長を話し合います。
【2年生・国語】朗読劇のグループ発表です。先生がタブレットで撮影です。なりきって一人で読むところ、2人で声をそろえて読むところ、工夫しながらの朗読でした。
【廊下掲示に見えるメッセージ】校舎内の至るろころに先生たちからのメッセージが掲示されています。知っておいたらよい情報やアドバイス等をとおして、先生たちの願いが伝わってきます。
「投げかければ、必ず返ってくる一生懸命な子供たち。知らないことが多いからこそ、教えることが大事。今は大人が促して、経験を積ませるようにしている。」尾﨑 斉 校長先生がそのように話してくださいました。
一人一人が興味をもって楽しめる場所のひとつとして、職員室近くに設けられたパズル等、知育玩具のコーナーを見せていただきました。使い終わった後もきちんと整理され、子供たちが大切に扱っていることが分かります。細かなピースやサイコロがたくさんあるのに、未だに紛失していないとのこと。
先生の思いを汲んで他者との共有物を大切にしようとするマナーや思いやりが見て取れ、言葉で促さずとも、自然と学びを得ている素直さを感じました。
【放課後学習教室】第2学期中間考査に向けて
雄山中学校の生徒を対象とする「放課後学習教室」を同校ランチルームで実施しました。
今回は、今週の木曜・金曜に行われる中間考査に向けての学習となります。
合唱練習後の60分という限られた時間ではありましたが、参加した生徒のほとんどは、テスト範囲のワークやプリントを中心に、集中した様子で取り組んでいました。さらに、町センターで準備した学習プリントで復習する生徒の姿もありました。
明日は15:00~16:30の90分間実施します。
第1学期末考査の際、本HPに掲載した「放課後学習教室」の有効活用について、再度、ご紹介します。
ぜひ、実りある時間として活用してください。
~6月16日HP記事再掲~
参加した生徒のみなさんのうち、どのくらいの人がこのホームページを見ているかはわかりませんが、次のポイントを参考にして、ぜひ、自分に合ったテスト勉強の進め方を見つけてください。
【「放課後学習教室」向きの人は・・・】
今日の取り組みを振り返って「周りに勉強している人がいる方がやる気がでる」「自宅だとくつろいでしまって勉強のスタートが遅くなる」という人は、「放課後学習教室」をうまく活用するとよいですね。友達のそばで一人学習を貫ける人はそうそういないので、座席を選ぶ際に「ほどほどに離れる」のも工夫です。
【「放課後学習教室」で有効な学習方法は・・・】
最大90分間の滞在時間の中で「何をどこまでやるか」を決めて参加することがお勧めです。たくさんの学習物を広げて、何に取り組むか悩んでいるうちに、あっというまに時間が過ぎます。
【「放課後学習教室」でどんな学習をするか・・・】
学習サポーターや友達に質問できるのは大きな魅力です。土日に取り組んだワークやプリントの分からなかった箇所について解決するために「放課後学習教室」を活用するのもよいでしょう。
【「家庭学習」につながる「放課後学習教室」に・・・】
テスト勉強のメインは家庭学習です。参加したことで家庭学習へのモチベーションが上がっていれば何よりです。夕食前にどれだけ学習できるかを考え、すぐに帰宅して取り掛かるか、午後を2コマで捉えて「放課後学習教室」+「家庭学習」の2部構成で取り組むかを選択するとよいですね。
参加したみなさんの中に「できた」「がんばった」という思いが少しでも生まれ、テスト勉強にはずみがついていれば、とてもうれしいです。「できた」「がんばった」をひとつずつ手に入れる時間にしてください。がんばれ!
【センター職員による学校訪問】立山北部小学校におじゃましました
10月5日(木)に立山北部小学校を訪問しました。
整然とした校舎内外からは、元気な児童の声が聞こえ、すれ違うと「こんにちは!」のあいさつが飛んできます。
本年度も継続して重点目標に掲げられた「まあるい心で 本気!元気!勇気!」を根っこに教職員のみなさんが日々の教育活動に励んでおられることがうかがえ、「あいて・あいさつ・ありがとう」の三つの「あ」を磨くことを大切にしておられます。
岩田理恵子校長先生が、「北部小の児童は親しみやすい子供たち。来校されるお客様からも、垣根なく話しかけてくれると、よく言われます。」と語っておられました。授業を参観させていただき、「なるほど」と納得。生き生きと発言する子供たちの様子が、どの授業からも、見て取れました。
【1年生・国語】「いか」の数え方で悩む子供たち。「ごはんが盛られたお茶碗と同じ・・・?」で一斉に挙手します。友達の発言を聞き、「僕も一緒!」「え、違うよ!」といったつぶやきが響きます。
【2先生・国語】物語を読み取る真っ最中・・・でしたが、参観のため、教室に入ったセンター職員に興味津々です。名前を質問したり、名札を見て「最初の漢字読めるけど、次のは習っとらん・・・」とつぶやいたりする場面もありました。
【4年生・理科】みんなで集まって、実験の様子に大注目。この後、見つけたことや気付いたことをもとに、子供たちが話し合ったり、思考を巡らせたりすることを想像しながら、教室を後にしました。
【6年生・算数】1クラスを2つに分けての少人数指導です。説明を受ける際、質問しやすい雰囲気でした。また、問題を解く活動においても、先生の目が行き届きます。2つに分けた授業の担当教員は固定せず、単元ごとに交替するとのことでした。
1階廊下に掛けられた趣ある額縁に収まった「天真爛漫」の文字。児童みんなが思いやりと節度をもって「まあるい心」で過ごせるよう、その育ちを見守っているように感じられました。
【土曜学習教室】令和5年度のご案内・申し込み
今年度も、雄山中学校の3年生を対象に「土曜学習教室」を開催します。
集中して自主学習に取り組めるよう、元気交流ステーション(みらいぶ)にて広い会場を準備しています。
自主学習には、学習支援サポーターが付き、12月末からは国語・数学・英語の特別講座も予定しています。
本日、雄山中学校にて配布されたお知らせのPDFを以下に添付します。
申し込み締め切りは10月13日(金)です。
また、10月10日(火)、11日(水)には、雄山中学校全学年を対象とした「放課後学習教室」をランチルームで実施します。
ぜひ、ご活用ください。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん13」を発行しました!!
富山県教育委員会による通常学校訪問研修会に立山町教育センターも参加し、学びを共有させていただいております。
そして、研修の様子や内容について、立山区域小中学校から、お知らせいただき、センターだよりに掲載します。
今回は、9月14日(木)に実施された立山町立釜ヶ渕小学校です。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん12」を発行しました!!
9月19日(火)、立山区域教務主任研修に、学力向上推進チーム主任研究主事・高浦智美先生を講師にお招きして、県総合教育センター「アラカルト研修」を開催しました。
「全国学力・学習状況調査の分析に基づく授業改善」の視点から、グループ演習を交えながら、立山区域の学力向上につながるご講話をいただきました。
ご講話の骨子は「そふとめん12」で!詳細は、各学校の教務主任の先生に!
ぜひ、ご一読ください。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん14」を発行しました!!
9月22日(金)、立山町役場大会議室にて、立山区域小中学校科学作品コンクールの表彰式を行いました。
優秀作品と受賞者は以下のとおりです。おめでとうございます。
【自然科学の部】
・うちにくるムシたち
立山小 1年 佐伯寿珠子さん
・小松菜大作戦!パート3
~最強の組み合わせはこれだ!~
立山中央小 4年 吉野 莉依さん
・立山町調べ 6th edition
~ハグロトンボを追って~
雄山中 1年 鵜飼 真平さん
【社会科学の部】
・SDGs 未来のためにごみをへらすぞ!大作戦
立山中央小 4年 山内 咲和さん
・立山っ子の防災
立山小 4年 間野 允稀さん
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん11」を発行しました!!
富山県教育委員会による通常学校訪問研修会に立山町教育センターも参加し、学びを共有させていただいております。
そして、研修の様子や内容について、立山区域小中学校からお知らせいただき、センターだより号外に掲載します。
今回は、9月6日(水)に実施された立山町立立山小学校です。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん10」を発行しました!!
9月8日(金)に立山町役場にて開催された「科学作品コンクール第二次審査」のついての記事を掲載しました。
立山区域の小中学校から推薦された代表作品は力作揃いで、探究心旺盛な児童生徒の様子が目に浮かぶ審査会となりました。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん9」を発行しました!!
富山県教育委員会による通常学校訪問研修会に立山町教育センターも参加し、学びを共有させていただいております。
そして、研修の様子や内容について、立山区域小中学校からお知らせいただき、センターだより号外に掲載します。
今回は、9月5日(火)に実施された立山町立利田小学校です。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん8」を発行しました!!
生徒指導提要の改定に伴い、日本中の子どもたちが笑顔で登校できるようにするための指導に関する視点がより、明確になりました。
8/7(月)に開催された地区別生徒指導担当者会議に、本センターからも職員が参加し、不登校の未然防止策等について意見交換を図りましたので、その一端をご紹介します。
立山区域小学校生徒指導主事研修会の様子から。
小学校でも中学校でも、地域での生徒指導研修会が実施され、意見交換と共通理解を図っています。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん7」を発行しました!!
8/9(水)に実施された教育講演会についてのたよりです。
富山大学から山田正明准教授を講師にお招きして、「医師から見た子どものネット依存」という演題でご講演いただきました。教員だけでなく、児童生徒及び保護者の皆様にもご一読いただきたい内容です。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん6」を発行しました!!
【「読み解く力」向上研究会】雄山中にて授業公開 その3 ~教科部会協議~
授業後に2つの部会に分かれて、「読み解く力」向上の視点から部会協議を行いました。5、6人で構成された5つのグループで意見を交換し、その後、全体で学びを深めました。グループ協議の進行は、立山町「読み解く力」向上推進委員会のメンバーが務めました。
「読み解く力」向上は学力向上の手立てのひとつ。生涯にわたって学び続ける立山町の子供を育てる手立てのひとつと捉えています。
校種、担当学年、専門教科を問わず、立山町の子供の育ち9年間に関わる教員が、「読み解く力」向上の視点から話し合えることが大きな目的です。そして、3年社会の授業同様、自分事として考え、明日からの授業にどう生かしていくか。そんな思いのベクトルはそろえつつ、小中学校それぞれの児童生徒の実態を踏まえた実践を進め、共有することで学び合えるような研修にしたいと思います。
最後に授業を提案してくださった先生方、研修の場を与えてくださった雄山中学校の皆様、協議を支えてくださった推進委員会の方々に、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
第2回向上研究会は2学期に立山中央小学校で、第3回向上研究会は3学期に高野小学校で開催を予定しております。今後とも、どうぞ、よろしくお願いします。
【「読み解く力」向上研究会】雄山中にて授業公開 その2 ~3年社会~
3年社会では公民の授業が公開され、犀川祥裕教諭が現代日本の特色の一つである「少子高齢化」について理解し、生徒が自分事として捉えられるよう、教科書に記載された文章とグラフ等とを、どのようにつないで見させるか、授業展開の工夫がなされていました。
「私たちは少子高齢化社会とどのように関わっていくべきだろうか」という学習課題の提示により、自分事として考える思考材料を教科書の文章やグラフを読み解くことに求めるのだという見通しが生まれました。
「平均寿命と合計特殊出生率」「日本の人口構造の変化」等、グラフから読み取ったことを踏まえて、予想されることをワークシートに整理します。社会科の教科書には文章内容を根拠づけたり、具体化したりする資料がいっぱい!
1ページに3~5の資料が掲載されています。
何を数値化したグラフなのか、縦軸と横軸は何を示しているのか、グラフ自体から見えるのはどんなことか、グラフに隠れた内容、考察できるのはどんなことか・・・。課題解決に資料を読み解くスキルは欠かせません。
「読み解く力」向上は、生徒が自ら学ぶための手段のひとつ。最後に「立山町の施策に関する資料」をもとに話し合うために、教科書の読み解きを丁寧に行いました。
ひとつに定まった答えのない学習課題について、自らの関わりを意識して考えを深めるために、明確な根拠を資料に求める。「読み解く力」を育てることは、思考の土台を確かなものにすることにつながると感じた時間でした。
【「読み解く力」向上研究会】雄山中にて授業公開 その1 ~1年数学~
去る7/2(日)のホームページで、「読み解く力」向上に係る県外視察研修について掲載しましたが、その後、雄山中学校を会場に、第1回向上研究会を7/6(木)に開催し、町内小中学校の教員60名ほどが参加しました。
1年生2クラスで数学の授業を、3年生1クラスで社会の授業を公開し、その後、それぞれの教科部会協議を実施しました。
1年数学では、「文字式の利用」において、長谷川洋一教諭と南里歩教諭が、数量の間の関係を等式や文字式で表せるように、「読み解く力」向上の視点から、授業を提案しました。
文章に赤・青・黄の色線を引いて、立式のための情報を整理するという手立てを実践することで、正しく読み取ろうとする活動を仕組みました。
新たな知識を活用できるようになるには、やってみるしかありません。実践することで「できること」だけでなく、「できないこと」も見つけることができます。
使い慣れたタブレットを活用することで、試行錯誤しながら友達と学び合います。読み解く内容を図にしたり、色線で整理したりすることで、互いの思考をみることができます。
色線を引いた部分を確認しながら、文章を文字式に置き換える過程の正誤を全体で確認します。「読み解く力」に関するスキルを習得するには繰り返しの実践が必要です。ぜひ、今後の学習でも応用できるように頑張ってほしいです。
翌日の授業では、立式の正誤に関する生徒の発言が続き、「なんで~?」「なるほどね」などといったつぶやきが多く聞かれました。さらに、文字式を文章に置き換える逆方向の思考にも挑戦することで、理解を深めていました。
授業後、「難しかった~。」という声を上げた生徒に、「新しいことをできるようにするのは大変。でも、できるようになったら、この先もずっと使えるよ。」と話すと「ふーん、そうなん?」と言っていました。
「難しかった」のひと言は、一生懸命考えた証拠ですね。ずっと先のゴールに行きつくには、まず、歩き始めることです。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん4」「そふとめん5」を発行しました!!
富山県教育委員会による通常学校研修による学びについて、各学校から寄稿していただいています。
今回は、6月27日(火)実施の立山北部小学校、6月29日(木)実施の高野小学校からです。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん3」を発行しました!!
富山県教育委員会による通常学校訪問研修会に立山町教育センターも参加し、学びを共有させていただいております。
そして、研修の様子や内容について、立山区域小中学校からお知らせいただき、センターだより号外に掲載します。
今回は、6月26日(月)に実施された舟橋村立舟橋小学校です。
【県外視察研修の様子から③】先進地の実践報告からの学び
相馬市で「読み解く力」向上に取り組まれるようになって今年度で4年目とのことでした。6月13日には相馬市立桜丘小学校の方から、14日には相馬市教育委員会の方から、試行錯誤しながら積み上げてこられた実践内容について、ご説明いただきました。
多数の資料をご提示いただき、具体的な実践過程、成果と課題等、貴重な情報を惜しみなくご提供くださいました。
視察メンバーからは、研修体制づくりに、リーディングスキルテストの結果分析の活用、小中学校間の連携、市教育委員会からの学校支援等、多くの質問が挙げられました。自校の今後を考える立場の教頭・教務主任の先生方ですので、充実した質疑応答に設定された時間では足りない様子でした。
「読み解く力」はすべての土台に関わるのもであり、子供の幸せに直結する力として捉えて取り組んでおられることが印象に残りました。生涯にわたって学び続ける力を子供たちの中に育てようとする我々立山町の捉えと同じです。
教師が教科書を読み込み、読解力を磨けば、子供への指示が変わる。子供が「読み解く力」を発揮する授業を目指せば、子供自身が「読み解く力」を使って学習できるようになる。実は、大事なことは今も昔も変わらないのではないかと感じた視察研修でした。
お忙しい中、授業と資料を準備していただき、立山町「読み解く力」向上のためにお心遣いいただいた、相馬市教育委員会様、相馬市立桜丘小学校様には、心より感謝申し上げます。
6月23日(金)には、第2回立山町「読み解く力」向上推進委員会を開催し、立山町小中学校のこれまでの取組を踏まえ、今後の実践において「相馬市視察からの学び」をどのように加味していくかについて検討しました。決まった答えが用意されているわけではないので、なかなか大変です。しかし、立山町の小中学校が着実な一歩を踏み出せるように、まずは「相馬市視察からの学び」を周知することから始めたいと思い、推進委員会運営の一翼を担う町センターとして、記事をホームページに掲載しました。
7月6日(木)には、雄山中学校にて、今年度最初の「読み解く力」向上研究会として、3つの授業が公開されます。学期末が迫るこの時期に授業を公開してくださる先生方には感謝申し上げます。新たな視点からの取組として挑戦していただき、「同じ立山町の子供を育てる」小中学校の教員同士で活発な意見交換ができれば、この上ない前進となります。よろしくお願いします。
【県外視察研修の様子から②】相馬市立桜丘小学校での授業参観~4年社会~
県外視察研修で訪れた福島県の相馬市立桜丘小学校では、前回のページに掲載した2年生の国語の他に、4年生の社会も参観させていただきました。
【小学校4年生・社会「水はどこから」より】
月日やめあてを、「共書き」した後、教科書2ページを一文交替で音読します。教科書は手にもって、聞くときも、目で追って黙読します。
「この写真はどれ?」電子黒板で提示する資料について、指さしや線引きで全員が確認します。
語句の意味がわからないなど、つまずきがあると、先生がすべて説明するのではなく、児童とのやりとりで理解できるようになっていきました。
資料の見方に根拠となる文章探し。友達の発言箇所の指差し確認。教科書を「フル活用」です。
視察団は2グループに分かれて、2年国語と4年社会を参観させていただいたので、学年・教科を超えて一貫して実践しておられる取組や、授業で感じた成果等について、具体的に報告し合いました。
百聞は一見に如かず。教室で学ぶ子供の姿を実際に見るのが一番の勉強です。立山町の先生方にも、できるだけ多くの学びを共有したいと思った立山町視察団でした。
【県外視察研修の様子から①】相馬市立桜丘小学校での授業参観~2年国語~
立山町の小中学校では、昨年度から「『主体的・対話的で深い学び』を支える『読み解く力』の育成」に関する取組をとおして、生涯にわたって学び続ける立山町の子供を育てることを目指しています。
その2か年目にあたる今年度は、意識を「探ろう」から「育てよう」にシフトし、立山町のどの学年・学級においても取り組む重点を共有しながら、各校が児童生徒の実態を踏まえた「自校ならではの実践」を具体化しようとしています。
そんな「読み解く力」育成に自治体として先進的に取り組んでおられる福島県相馬市に、6月13、14日の両日、13名の視察メンバーがお伺いしました。視察団は、主として立山町「読み解く力」向上推進委員で構成されており、町教育委員会、町センター職員、町小中学校教員が参加しました。
【小学校2年生・国語「スイミー」より】
先生が授業の「めあて」をまず口頭で伝え、それを書き終えた児童の様子を見ながら書き出していく「聴写」や、子供の発言をもとに読み取ったポイントをやはり口頭でまとめ、プリントに書き始める児童に少し遅れて書き出す「共書き」を実際に参観させていただきました。
小学校2年生の子供たち、全員が「黒板を写す」のではなく、「聞き取って書く」活動の後、先生が書いた黒板の文字と照らして確認していました。
何度も繰り返される「考えた」の表現に着目すると・・・
児童の発言が続き、自分で見つけた教科書中の根拠をもとに、聴き合う様子で、授業が進みました。発言や発表だけでなく、先生の後をつけて読んだり、一緒に読んだり、一人で読んだり・・・と、声を出す場面がたくさんありました。
子供たちは、指でなぞって読んだり、根拠を指さして確認したり、着目した表現に線を引いたり・・・と、45分間いっぱい活動していました。
参観しながら、素直で元気な立山町の子供たちを思い出した先生方でした。参観後には、これから授業でどんな工夫ができるかを話題に、会話が弾みました。
【放課後学習教室】テスト最終日に向けてラストスパート
本日が1学期末考査に向けての「放課後学習教室」最終日でした。
3日間の参加者は240名ほどでした。その半数は3年生でした。
テスト範囲のプリントやワークに取り組んでいる人が大多数でしたが、なかには学習内容のポイントをノートにまとめ直したり、すでに取り組んだ問題を解き直したりしている人もいました。
「できる」ようになるまで練習するというのは、スポーツ同様、学習でも大切なことですね。
明日の最終科目まで、力が発揮できるよう、応援しています。
テストは「小さなゴール」かもしれませんが、「本当のゴール」は学んだことを自分のものにすること。
テストがかえってきたら、ぜひ、間違い直しもがんばってください。
会場準備の際には、ランチルーム掃除担当の1年男子が手伝ってくれました。大助かりです。
受付後に、ポイントカードにシールを貼ります。最終日は大学生の学習支援サポーターが2人参加してくれました。
ランチルームは生徒でいっぱいですが、エアコンのおかけで快適な学習空間です。
次回の「放課後学習教室」は2学期中間考査前に実施する予定です。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん2」を発行しました!
先日、開催した「ミドルリーダー研修会」の内容を記事にしたセンターだより号外「そふとめん2」を掲載します。
どうぞ、ご覧ください。
タイトル「そふとめん」の由来について、複数の先生方からご質問をいただき、ありがとうございました。
が、執筆者からなかなか教えていただけないので、当面の間、想像をふくらませていただければ幸いです。
【センター職員による学校訪問】舟橋中学校におじゃましました
6月16日(金)に舟橋中学校を訪問しました。
「学ぶ」のに文字が刻まれた石碑が見守る校舎。内生蔵校長先生と小林教頭先生のご案内で、全学級の授業を参観させていただきましたが、その際に感じたのが整備された校舎内の様子でした。きっと舟中生のみなさんが、一生懸命に清掃しているからですね。自分の学校を大切にしようとする思いの表れだと思いました。
【1年生・社会科】「なぜ日本は沖ノ鳥島を水没から守るのか」積極的に発言する生徒が多いなか、キーワードとなる「領海」について考え、ペアで意見交換する様子を参観しました。
【1年生・理科】先生の指示のもと、「白い粉末」を特定するため、グループで実験する様子を参観しました。みんな興味深そうにバスバーナーで熱せられる「白い粉末」に注目していました。
【2年生・保健体育科】学習したことを活用する時間として、白熱したバレーボールのゲームが展開されていました。チーム全員が何とかボールをつなごうと奮闘する様子がほほえましかったです。
【3年生・英語科】「English Haiku の作り方を理解しよう」という学習課題のもと、生徒が先生の説明に耳を傾ける様子を参観しました。「さすがは3年生」と感じる集中度の高さでした。
懇談するなかで、内生蔵保人校長先生は「舟中生」のよさのひとつとして「仲のよさ」について語られました。それは、「人との距離感を大切にする」ということでした。
舟橋小学校に入学し、舟橋中学校を卒業するまで、ほぼ同一の学年集団で9年間を過ごす学校生活において、子どもたちが身に付けた他への心遣いとしてご紹介くださいました。
高校進学後、帰路の途中にある越中舟橋駅で集う卒業生たち。新たな環境でしんどいことがあっても、仲間に会える場所がある・・・そんなお話を地域の方から聞かれたそうです。
日本一小さな村で学んだ子どもたちのすてきなお話でした。
【放課後学習教室】週末のテスト勉強にはずみをつけて
雄山中学校の生徒を対象とする「放課後学習教室」を同校のランチルームで実施しました。
中学校の先生方のお声がけがあったからか、全学年の生徒が多数参加し、約80名が来週の期末考査に向けて自主学習を進めました。
座席が足りず、準備する間、待たせてしまった生徒のみなさん、ごめんなさい。それでも、着席するなり、「ありがとうございます。」のひと言を添え、すぐに学習に取り掛かっていましたね。
大人数での自習学習でしたが、落ち着いた雰囲気の中、参加者一人一人の「学習空間」が保障されていました。
素直でがんばりやさんの立山町の子どもたちだからできる「時と場の確保」でした。
学習支援サポーターへの質問は数学が多かったようです。教えてもらった後に自分で解いてみることが大切です。
参加した生徒のみなさんのうち、どのくらいの人がこのホームページを見ているかはわかりませんが、次のポイントを参考にして、ぜひ、自分に合ったテスト勉強の進め方を見つけてください。
【「放課後学習教室」向きの人は・・・】
今日の取り組みを振り返って「周りに勉強している人がいる方がやる気がでる」「自宅だとくつろいでしまって勉強のスタートが遅くなる」という人は、「放課後学習教室」をうまく活用するとよいですね。友達のそばで一人学習を貫ける人はそうそういないので、座席を選ぶ際に「ほどほどに離れる」のも工夫です。
【「放課後学習教室」で有効な学習方法は・・・】
最大90分間の滞在時間の中で「何をどこまでやるか」を決めて参加することがお勧めです。たくさんの学習物を広げて、何に取り組むか悩んでいるうちに、あっというまに時間が過ぎます。
【「放課後学習教室」でどんな学習をするか・・・】
学習サポーターや友達に質問できるのは大きな魅力です。土日に取り組んだワークやプリントの分からなかった箇所について解決するために「放課後学習教室」を活用するのもよいでしょう。
【「家庭学習」につながる「放課後学習教室」に・・・】
テスト勉強のメインは家庭学習です。参加したことで週末の取り組みへのモチベーションが上がっていれば何よりです。本日は15:30~17:00の実施でしたが、来週2日間はテスト後、14:00~15:30の実施となります。夕食前にどれだけ学習できるかを考え、すぐに帰宅して取り掛かるか、午後を2コマで捉えて「放課後学習教室」+「家庭学習」の2部構成で取り組むかを選択するとよいですね。
参加したみなさんの中に「できた」「がんばった」という思いが少しでも生まれ、週末のテスト勉強にはずみがついていれば、とてもうれしいです。「できた」「がんばった」をひとつずつ手に入れる土日にしてください。がんばれ!
【ミドルリーダー研修会】今度は自分の番です
5月の「ヤングリーダー研修会」に続き、立山町教育センターが主催する「ミドルリーダー研修会」を立山中央小学校にて、本日、開催しました。
立山町立利田小学校・岩峅咲由里校長先生を講師にお迎えして、「ミドルリーダーの心構え」をテーマにご講演いただきました。立山町と舟橋村の小中学校に勤務する先生方15名が参加されての研修会でした。
まずは「学校運営と組織マネジメント」について、キーワードやイラスト等を用いて、具体的な説明がありました。
「学校のチーム化」の鍵を握る教員として「ミドルリーダー」を捉え、岩峅校長先生ご自身の思いも添えて、その役割と期待する行動について語られました。
講演の内容を受けて、新たな視点から、受講者は自身のもち味や「ミドルリーダー」としての取組を振り返ります。
自己分析の後、グループで自身の現状や思いを共有します。グループワークは和やかな雰囲気で進み、互いに伝え合うことで、今後に向けてのビジョンが少し見てきた方もおられたようです。
「今度は私の番です。」
最後の受講者からの感想に中にあった言葉のひとつです。
思いのバトンはちゃんと受け継がれています。
それは、本日のご講演だけでなく、先生方へのこれまでの関わりとつながりがあってのことでしょう。
受講された方だけでなく、他の先生方にも、きっとそんな思いのバトンを差し出そうとしておられる人、厳しさと温かさをもって育てようとしてくださる方が、近くにおられるのではありませんか。
そのような気付きを与えてくださった岩峅校長先生には、心から感謝申し上げます。
「ミドルリーダー研修会」の内容や様子については、センターだより号外「そふとめん2」でも紹介します。
発行時に掲載しますので、ぜひ、ご覧ください。
【放課後学習教室】今週始めに配布した案内です
【センター職員による学校訪問】雄山中学校におじゃましました
6月12日(月)に雄山中学校を訪問しました。立山町教育センターと雄山中学校は建物が隣接しているだけでなく、階段でつながっているので、日頃から、よく行き来しています。
昨日、一昨日には、新川地区選手権大会やかづみ野音楽祭に参加し、活躍した生徒も多く、「お疲れ気味かな」と思いましたが、第1学期末考査が近いとあって、学習に集中する姿がみられました。
【2年生・理科】先生の周りに集まって、実験する手元に注目する生徒たち。マグネシウムに着火して、カラスの中が明るく光ると、思わず「わあっ。」という声が漏れていました。
【2年生・数学】小テストの振り返りでしょうか。「最後に約分を忘れたら、もったいないよ」など、計算過程や答え方についての解説に、納得しながらうなずく生徒の様子がありました。来週の期末考査に生かせるといいですね。
【1年生・技術・家庭科】おいしそうなお弁当の映像から、彩りだけでなく、栄養面や衛生面についても学んでいました。先生が指指す梅干しとごま塩の役割を知った生徒たちでした。
【3年生・英語】先生の指示する内容に沿って、ペアでのコミュニケーション活動を進めます。さすが3年生!みんなが立ち上がると、奥が見えません。どのペアも意欲的に伝え合い、聞き合っていました。
他にも、来週の期末考査に向けて、静かな雰囲気の中、集中してプリントやワークに取り組む授業がいくつもありました。見る、話す、聞く、書く、考える、調べる、創る・・・活動に応じて、いろいろな「雄中生の顔」を見ることができました。
4月に雄山中学校に着任された杉本和博校長先生に、生徒たちの印象をお聞きしたところ、「とにかくみんな素直。先生だけでなく、大人を信頼していることがよくわかる。地域の方や小学校の先生方との関わりをとおして、そのような信頼関係が気付かれてきたのだろう。」とのことでした。場面によって多様な活動の様子をみせてくれるのも、そんな素直さの表れなのでしょう。新型コロナウイルス感染症への対策緩和により、修学旅行だけでなく宿泊学習も復活した今年度。前向きに挑戦する姿がホームページ等でも紹介されています。「14歳の挑戦」や「体育大会」、「合唱コンクール」と、実行委員会が立ち上げられ、生徒たちの活躍の場が創り出されているそうです。頼もしいですね。
さて、今週末の6月16日(金)より、ランチルームをお借りして、立山町教育委員会が主催する「放課後学習教室」がスタートします。全学年対象なので、たくさんのご参加をお待ちしております。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん1」を発行しました!
今年度も立山町教育センターだより号外を発行します。タイトルは「そふとめん」です。
今回は、5月に開催した本センター授業「ヤングリーダー研修会」についての記事を掲載しました。
ちなみに、なぜ「そふとめん」なのか、その理由は、次回の号外発行時に掲載します。
さて、その意図は・・・?
【学習支援】放課後学習教室が始まります
今年度、最初のホームページで本センター事務室の窓から見える色鮮やかな花壇の様子を掲載しました。
そして、季節は春から夏へと移り変わり、新しい苗が植えられています。照り付ける日差しや降りかかる雨に耐えながら、毎日、少しずつ成長しているのがわかります。今回も、きっと美しい花で彩られた「夏の花壇」となりますね。
でも、この状態になるまでに、苗を植えるだけでなく、たくさんの人が、この花壇に関わっておられるのを目にしました。
開花し終えた植物を土から抜いてくれた生徒たち。肥料を加えて、花壇の土を耕してくださった方々。花苗が植える位置が分かるように、ひもを張ってくださった方々。そして、丁寧に花苗を植えてくれた生徒たち。
今はすっきりしているこのスペースも、5月ごろは雑草が生い茂っていました。それを、暑い日差しの中、町職員の方が、毎日少しずつ除草してくださいました。ありがとうございます。
期待するだけの成果を得るには、事前にどれだけ準備をしたか、手をかけたかが重要です。
そして、それは「学ぶこと」も同じです。
立山町教育センターでは、雄山中学校全学年の希望者を対象に「放課後学習教室」を実施しています。
昨年度からは、定期考査前のテスト期間を活用して、ランチルームで行っています。
そして、今年度は、第1学期末考査に向けて、6月16日(金)から始めます。
帰宅する前に少しでも集中できる空間で学習を進めたい人、分からない箇所について教えてほしい人、その日の授業の復習をしたい人など、静かに自主学習できる人は大歓迎です。
毎回2、3名程、大学生や元教員の「学習支援サポーター」が参加します。
利用上のルールや実施日等、詳細について説明した案内「令和5年度 雄山中学校 放課後学習教室について」を、本日、雄山中学校の全校生徒に配布します。また、同案内のPDFを本ページに添付しました。雄中生のみなさんは、必ず保護者の方にも見てもらってくださいね。
成果は事前にどれだけ耕したかで決まります。もちろん、テスト対策の中心は家庭学習ですが、「放課後学習教室」がひとつのきっかけになれば幸いです。
美しい花を咲かせるのはその花自身である「生徒のみなさん」ですが、立山町教育センターと学習支援サポーターは「草を刈り、土を耕し、苗を植える」先生方と一緒になって、少しでも学力向上のお手伝いをしたいと思います。
最後になりますが、昨年度の参加で「ポイントカード」が途中になっている人は、手元に残っているようなら継続できるので、持ってきてください。もちろん新しいカードにすることもできます。
ポイントがたまったら、「テストで成果が出ること」「達成感が得られること」以外にも、なにか「いいこと」があるかも・・・。では、ランチルームでお待ちしています。
【センター職員による学校訪問】立山小学校におじゃましました
6月8日(木)に立山小学校を訪問しました。
林三千代校長先生が「立山小の子供たちは、みんな素直で明るい子。登下校時には、地区の方にも進んであいさつするので、よくお年寄りから「うれしい」と言われます。それに、なにより学年関係なく、みんな仲良し。」と語られました。
【道徳の時間】参観させていただいた2時間目は、道徳の授業をしている学級が多かったです。輪っかになって先生が読むお話に耳を傾ける3年生。先生が読み終えた後の静かな雰囲気から、一人一人の心の内に、「何か思うこと」があるのだと伝わってきました。
5年生を参観したときには、「責任ある行動」についてペアで考えを伝え合った後、全体で意見発表している場面でした。手を真っすぐに挙げて、自分の考えを伝えようとする児童がたくさんいました。
【4年生・図工】説明しながら、個性あふれる作品を見せてくれました。完成したら、みんなで楽しく遊べそう。
開放感ある校舎のつくりのせいか、1階でも2階でも、他学年の動きや様子等、学ぶ気配が互いに感じられます。活動内容は別々なのに、なんだか全校が一緒になって学んでいるような雰囲気です。
林校長先生が自慢された「学年を超えた仲良しさん」の立山小学校の子供たち。それは、休み時間だけでなく、授業時間でも同じなのかもしれません。
【センター職員による学校訪問】釜ヶ渕小学校におじゃましました
6月7日(水)に釜ヶ渕小学校を訪問しました。
校長室に入って、まず、目に飛び込んできたのがこの掲示物でした。
1年生から6年生すべての教室の写真がつづられています。
頑張っている姿、楽しそうな様子、一生懸命な雰囲気がコメントとともに、重ねられています。
この一枚一枚を重ねていく掲示は校舎のどの場所でもみられ、思い出と一緒に子供たちのこれまでが見える「足あと」になっていました。
【1年生・だれとお話しようかな】電子黒板には釜ヶ渕小学校の先生たちの集合写真が・・・。センター職員と教室に入ってこられた松田伸浩校長先生を見て、「私、校長先生とお話したい。だって、校長先生、大好きだもん!」と女の子が一言。あたたかくて、やさしい空気の授業風景でした。
【3年生・算数の計算練習】静かな教室で児童全員が集中して計算練習に取り組んでいました。ページの問題を解き終わると、先生のところに行って丸付けをしてもらいます。
【本見ッケ】3年教室の背面黒板です。これを見て、子供たちは図書室に本を探しにいくそうです。難易度が上がり、レベル6!今頃、この本を見つけて「図書室の神様」になった人がいるかもしれません。
松田校長先生は「釜ヶ渕小の子どもはなんにでも一生懸命な子たち。『どんなことでも、やってみる。きっと大丈夫』という主体性を大事にしてほしい。」と語っておられました。
そんな願いがこもった「しかけ」が校舎のあちこちにみられる釜ヶ渕小学校でした。
【センター職員による学校訪問】利田小学校におじゃましました
立山町教育センターは、立山区域の会合や研修会に参加させていただくので、日頃から小中学校にお伺いする機会が多いのですが、それらとは別に、本センター事業として「学校訪問」を行っています。
1、2学期を通して、立山町及び舟橋村の小中学校9校を訪問し、児童生徒の様子を見させていただいたり、校長先生方からお話をお聞きしたりしています。
6月2日(金)は立山町立利田小学校におじゃまし、岩峅咲由里校長先生のご案内で、元気に学ぶ「利田っ子」の授業を参観させていただきました。
【3年生・体育】マットの上ですもうの対戦です。勝負する児童だけでなく、見守る児童も声援に力が入ります。
【1年生・音楽】3つの音でできている言葉をみんなで探し、リズムよく手をたたきます。友達の発表に「ほんとだー」などの声が上がっていました。
【休み時間】廊下には5月に本センターが配付したヒメダカの水槽があり、先生と一緒に子供たちがのぞき込んでいました。また、他にもメダカの卵が孵化する様子が観察できるようになっており、教室の外にも学びがたくさんあるようでした。
4月から利田小学校に着任された岩峅校長先生に、「利田っ子」の印象をお聞きすると、「だれにでも笑顔であいさつできる、とても人懐っこい子供たち。なにより休み時間と授業の切り替えがしっかりできていることに感心しています。」とのことでした。
たしかに少し前の休み時間には、どの階でも子供たちの声が響きわたっていました。でも、チャイムはなると同時に「学ぶ顔」に・・・。
ONとOFFの切り替え上手な利田小学校の子供たちでした。
【あたたかい気持ちのおすそ分け】ある雪の日の出来事から
打ち合わせや相談、手続き等、いつも地域の方が立山町教育センターにいらっしゃって、いろいろなお話をしてくださいます。特に学校の取組や子供たちの様子についてのお話が多く、私たち職員も耳を傾けながら仕事をしています。
10日ほど前でしょうか。
町内の小学校にお勤めだった元校長先生から・・・
「知り合いの方から、『雄山中学校の生徒に大変お世話になった。感謝の気持ちを伝えたいけれど、名前も分からないし、どうしたらよいか』と相談を受けた。」とのこと。
詳しくお話をお聞きすると、今年2月、急な大雪が下校中の子供たちを直撃し、大人も子供も難儀した日の出来事でした。
その知り合いの方は大雪の中、お孫さんを迎えに学校へ向かわれたのですが、雪道で車が動かなくなり、立ち往生の状態になったそうです。
なす術なく困っておられたところ、通りかかった下校中の中学生が力を合わせて、車を押してくれました。そして、車が動く状態になると、中学生たちは笑顔で榎町駅の方へ去っていきました。
伝え聞いたいお話なので、若干事実と異なるニュアンスもあるかもしれませんが、大筋としてはこのような出来事だったようです。
「雪の中、濡れることも厭わず、助けてくれた中学生に、ぜひ、お礼を言いたい、雄山中学校にこのことを伝えたいと思いながら、どうしたらよいかわからず、時間が経ってしまった。」というお知り合いの言葉を受けて、来所された元校長先生が「雄山中学校に伝えてもらえないか」と本センターに話されたというわけです。
たしかに悪天候のため、中学校の駐車場付近でも車が渋滞したり、バスや電車も止まったりして、多くの子供たちが足止めされた日がありました。吹雪で髪の毛が凍るような寒さの中、対応に追われたのを覚えています。
中学校の先生方が駅で子供と一緒に待機したり、保護者に連絡したりする中、立山町教育委員会の要請で、臨時のスクールバスが子供たちを送り届けてくれました。駐車場で動けなくなった車を子供たちが押す場面も幾度か目にしました。今回、お聞きしたように、学校から離れた場所でも、困った人を当たり前に助けられる中学生がいたということですね。
あたたかい気持ちとともに、誰かの記憶に残るというのはすてきなことだと思いました。また、感謝を伝えたいというお気持ちをもち続けられ、めぐりめぐって届くというのも、またすてきなことです。
雄山中学校にお伝えするのはもちろんのこと、ホームページでも、ご紹介させていただきました。
ある雪の日の出来事から ― あたたかい気持ちのおすそ分けです。
【ヒメダカ配付】命と自然に触れて
本日、立山町教育センターから、立山区域である立山町と舟橋村の小学校に、理科の教材としてヒメダカとそのエサをお届けしました。
これは、5年生全学級にヒメダカを贈る立山町教育センターの事業であり、例年、実施されています。
お届け先の釜ヶ渕小学校では、松田伸浩校長先生がヒメダカを出迎えてくださいました。
明日の朝には、きっと子供たちが笑顔で水槽の回りに集まってくれることでしょう。
ヒメダカを育てる活動をとおして、小さな命から自然の大きさを感じ取ってもらえればと思います。
5年生のみなさん、ヒメダカのお世話をよろしくお願いします!
【ヤングリーダー研修会】チームの中で「自分」ができること
立山町教育センターが主催する研修会が始まりました。
令和5年度の最初に開催されたのが、5月9日(火)の「ヤングリーダー研修会」です。
立山町と舟橋村の小中学校に勤務する7~11年次教員の約30名が立山中央小学校に集まりました。
忙しい合間を縫っての1時間半でしたが、「今年1年間の自分」について考える機会としました。
「開会の挨拶」では当センター所長である杉田教育長より、「ヤングリーダー」「役割」というワードに触れて、本研修の方向性についてのお話がありました。
研修会冒頭では、それぞれが抱く「リーダー」のイメージを全体で共有し、「自分事」として考えるポイントを講師の有山次長(所長代理)から提案しました。
教師としての自身の「強み」と「弱み」を具体化し、その上で「チームの中で自分ができること」を考えました。
児童生徒と同様に、自他のよさや考えを比較しながら学び合うグループ討議をとおして、「自分だけにできる役割」を模索する先生方の様子が多くみられました。
グループ討議を進行された雄山中学校の先生方、グループ内での疑問や気付きを全体に発信してくださった先生方、ありがとうございました。「授業」と同じで「研修」を創る主役は先生方でした。
自分で考えて判断し、実践する。そして、その結果に責任をもつ。
「閉会の挨拶」では当センター次長である尾﨑立山中央小学校長より、参加者の主体性に期待して、本研修会をしめくくるお話がありました。
本研修会に参加した先生方が、それそれの学校や学年等にあって、個々をつなぎ、他に働きかけ、寄り添うなど、自身の「強み」を生かして活躍されること、真ん中からチームを活性化してくださることを期待しています。
【ごあいさつ】令和5年度のスタートにあたり
春のやわらかな日差しの中、立山町教育センター前の花壇には、色鮮やかな花々が咲き誇っています。
本センターは立山町立雄山中学校と隣接しているため、生徒や職員の方々が丹精込めて手入れされる季節の風景を「借景」として楽しませていただいています。
朝夕の登下校時には、雄山中学校だけでなく、立山中央小学校の子供たちの元気な声が響きわたり、新しい年度の訪れが実感されます。
「立山区域」と呼ばれる立山町・舟橋村には、小学校7校と中学校2校があり、およそ1030名の児童生徒が学校生活を送っています。そして、その子供たちの学びを支える教職員はおよそ200名となります。
そのような立山区域内小中学校における日々の教育活動が充実したものとなるよう、立山町教育センターは連携の拠点となり、ライフステージに応じた教職員研修や、悩みを抱えた児童生徒及び保護者からの相談活動に関する事業等を行っております。
少し離れたところから窓越しに花壇を眺めていると、その美しさだけでなく、寒暖差や風雨でしおれた様子、細かやに世話をしてくださる人の姿がよく見えてきます。おそらく学校現場も同じなのでしょう。
本センターでは事業の様子を「センターだより」として発信し、このホームページにも掲載しております。教職員研修や授業公開等の情報についてもお伝えしたいと思っておりますので、区域内の小中学校だけでなく、地域の皆様にも目を通していただければ幸いです。
立山町と舟橋村という「大きな花壇」に、区域で学ぶ子供たちの笑顔が咲き誇るよう、本センター全職員がそれぞれの役割からできることを考え、実践に努めてまりりたいと思います。
今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
立山町教育センターだより「号外 第28号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第27号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第26号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第25号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第24号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第23号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第22号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第21号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第20号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第19号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第18号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第17号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第16号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第15号」を発行しました!
令和4年度 立山区域小中学校科学作品コンクール
立山区域の小中学生が取り組んだ科学作品コンクールの審査会を、9月9日(金)に行いました。
審査委員長には、昨年度に引き続き、元立山中央小学校 校長 石原 隆先生を迎え、区域小中学校教員12名が、学校の一次審査を通過した作品を審査しました。
立山町教育センターだより「号外 第14号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第13号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第12号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第11号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第10号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 9号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第8号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第7号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第6号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第5号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第4号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第3号」を発行しました!
立山町教育センターだより「号外 第2号」を発行しました!
「リーダー研修会」を開催しました!
「リーダー研修会」の第1回目を、6月10日(金)に行いました。区域各校より推薦された23名の教員が参加しました。
「学校運営において期待される役割」という内容で、雄山中学校の高瀬校長先生よりお話をうかがいました。
参加者は、コの字型に着席し、まるで、高瀬学級のような温かい雰囲気の中で、研修会がスタートしました。
高瀬校長先生より、参加者に「学校のリーダーとは?」という問いかけから始まりました。参加者は、これまで歩んできた学校の中での自分の動きや組織としてのイメージや考え方等、自分なりの側面から振り返ることができました。
また、ミドルリーダーの重要性や求められる資質、スクールリーダーの基本的心構え、教職員として共有したい認識、OJT(OJD)で次代のリーダーを育てること等、学校運営を担うリーダーとしての大切な示唆をいただきました。
以下は、参加者の主な感想です。
・何気ない話をしたり、自己開示をしたりすることが大切な仕事のひとつであり、これからも意識していきたい。(中学校)
・「同僚性を築く基盤は信頼関係」という言葉が心に残った。働きやすい職場づくりに向けて、今だからこそできることに取り組んでいきたい。(小学校)
・「聴く力」「やる気を生むような言葉や態度」「悪口を言わない」など、今日学んだことを少しずつ実践していきたい。(小学校)
・学校のミドルリーダーとして、もっと学校や学年のことをリサーチすることから始めたい。(小学校)
・「ミドルリーダー」という響きを、改めて重く受け止めた。また、「同僚性の構築力」は、自分の得意分野ではないかと考えているので、日頃からたくさんの人に声をかけ、何でも話せる関係を築いていきたい。(小学校)
・昔、憧れたリーダー像を思い出し、明日からそのリーダー像に迫れるように精進していきたい。(中学校)
教員基礎研修会「中堅教員研修会❶」を開催しました!
中堅教員研修会の第1回目を、5月6日(金)に行いました。7年次から11年次教員が悉皆の研修会です。今後、各校における教育活動の活性化につながる役目を果たすことができるように期待し、企画した研修会です。区域小中学校より、31名の参加がありました。
教員をしていてよかったと思えた瞬間(出来事)を含め、一人1分間の自己紹介後、小中学校の教員が混合グループになり、「中堅教員としての役割」という課題に沿って自由討議をしました。
立山区域のリーダーとして、どのような役割を担っていくべきなのかを、いろいろな側面から見つめることができました。
以下は、参加者の主な感想です。
・現場のリーダーとして、連携や調整を図りながら経験値が増えた分、少しずつ視野を広げ、学校全体を考えるようにしたい。(中学校)
・中堅教員として、自分がこれからどのように仕事をしていく必要があるのかを考えることができた。(小学校)
・これまでは、若手という意識が強かったので、中堅教員としての役割を考え始めるよい機会となった。(小学校)
・若手とベテランの中間として、大変なこともあるが、今だからできることを実践していきたい。(中学校)
・小中連携の大切さについて考えることができた。学校内のリーダーとしての力量が求められることを自覚できた。(中学校)
・初任者や20代の教員のモデルとなれるよう、チャレンジしていきたい。(小学校)