2024年5月の記事一覧

【ヤングリーダー研修会】チームの一員として「できること」から始めよう

 5月8日(水)、7~9年次教員を対象とした「ヤングリーダー研修会」を開催しました。

 立山区域小中学校から13名の教員が参加しました。

 忙しい合間を縫っての60分間でしたが、「今年1年間の自分」について考える機会となりました。

 講師は立山町立立山小学校・林三千代校長先生が務められ、若手教員が憧れる「ヤングリーダー」としての役割について考えるヒントをご講話くださいました。

 「キャリアのVSOP」として、20代は「V→バイタリティ(挑戦する意欲)」、30代は「S→スペシャリティ(得意なところの追求)」、40代は「O→オリジナリティ(自分らしさの追求)」、50代は「P→パーパーソナリティ(人間性による信頼の獲得)」といったお話をされ、教師としてステップアップすること、今の自分をみつめて、今後のなりたい自分の姿をイメージすることを促されました。

 グループディスカッションでは、同年次の仲間同士、現在の困りごとも含めた話合いが行われていました。

 最後には、それぞれが「チームの一員として、今の自分にできること」を具体化し、互いに伝え合うことで研修を締めくくりました。

 林校長先生からは「7~9年次は、察して自分から動いてくれる先生たち。そんな主体的な動きが、学校全体に明るさと活気をもたらしてくれる。」と伝えられた上で、「学校から期待されている」という言葉がくり返されました。

 

 立山町教育センターでは、「同年次といった『ヨコのつながり』を意識した研修」「言葉と思いを交わす中で『自分事』としての答えをみつけていく研修」「区域内の様子を熟知された舟橋村・立山町の校長先生方が講師としてコーデネートされる研修」を今年度も企画・運営していきます。

 短時間の研修ではありますが、明日からの取り組みのちょっとした手がかりをもち帰ってもらえれば幸いです。

 

【特別支援教育コーディネーター研修会】どんな役割?何をする?

 4月26日(金)、雄山中学校の会議室をお借りして「第1回特別支援教育コーディネーター研修会」を実施しました。講師に立山町特別支援教育コーディネーター・松井美之先生をお迎えし、立山町と舟橋村の小中学校でその任を担う先生方が集まりました。

  講師の松井美之先生からは「特別支援教育コーディネーターの役割」と題してご講話をいただきました。

 「すでに経験豊富なコーディネーターさんもいらっしゃるのですが、、、」との前置きをされた上で、「学校内の関係者や関係機関との連絡調整」「各学級担任への支援」「巡回指導員や専門家チームとの連携」「学校内の児童等の実態把握と情報収集の推進」といった働きかけについて分かりやすくお話しされました。

 講話後のグループワークでは、それぞれが日頃から「心がけていること」「悩んでいること」を語り合い、情報共有と意見交換を図りました。

 事後の振り返りには、「その子供」に視点を絞った児童生徒理解とそれに基づく支援の実現、そのための校内支援体制の確立に関するコメントが多くみられました。

 コーディネーターさんを軸に、チーム支援ができるよう、町センターでもできることをお手伝いしたいと思います。