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【放課後学習教室】テスト最終日に向けてラストスパート
本日が1学期末考査に向けての「放課後学習教室」最終日でした。
3日間の参加者は240名ほどでした。その半数は3年生でした。
テスト範囲のプリントやワークに取り組んでいる人が大多数でしたが、なかには学習内容のポイントをノートにまとめ直したり、すでに取り組んだ問題を解き直したりしている人もいました。
「できる」ようになるまで練習するというのは、スポーツ同様、学習でも大切なことですね。
明日の最終科目まで、力が発揮できるよう、応援しています。
テストは「小さなゴール」かもしれませんが、「本当のゴール」は学んだことを自分のものにすること。
テストがかえってきたら、ぜひ、間違い直しもがんばってください。
会場準備の際には、ランチルーム掃除担当の1年男子が手伝ってくれました。大助かりです。
受付後に、ポイントカードにシールを貼ります。最終日は大学生の学習支援サポーターが2人参加してくれました。
ランチルームは生徒でいっぱいですが、エアコンのおかけで快適な学習空間です。
次回の「放課後学習教室」は2学期中間考査前に実施する予定です。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん2」を発行しました!
先日、開催した「ミドルリーダー研修会」の内容を記事にしたセンターだより号外「そふとめん2」を掲載します。
どうぞ、ご覧ください。
タイトル「そふとめん」の由来について、複数の先生方からご質問をいただき、ありがとうございました。
が、執筆者からなかなか教えていただけないので、当面の間、想像をふくらませていただければ幸いです。
【センター職員による学校訪問】舟橋中学校におじゃましました
6月16日(金)に舟橋中学校を訪問しました。
「学ぶ」のに文字が刻まれた石碑が見守る校舎。内生蔵校長先生と小林教頭先生のご案内で、全学級の授業を参観させていただきましたが、その際に感じたのが整備された校舎内の様子でした。きっと舟中生のみなさんが、一生懸命に清掃しているからですね。自分の学校を大切にしようとする思いの表れだと思いました。
【1年生・社会科】「なぜ日本は沖ノ鳥島を水没から守るのか」積極的に発言する生徒が多いなか、キーワードとなる「領海」について考え、ペアで意見交換する様子を参観しました。
【1年生・理科】先生の指示のもと、「白い粉末」を特定するため、グループで実験する様子を参観しました。みんな興味深そうにバスバーナーで熱せられる「白い粉末」に注目していました。
【2年生・保健体育科】学習したことを活用する時間として、白熱したバレーボールのゲームが展開されていました。チーム全員が何とかボールをつなごうと奮闘する様子がほほえましかったです。
【3年生・英語科】「English Haiku の作り方を理解しよう」という学習課題のもと、生徒が先生の説明に耳を傾ける様子を参観しました。「さすがは3年生」と感じる集中度の高さでした。
懇談するなかで、内生蔵保人校長先生は「舟中生」のよさのひとつとして「仲のよさ」について語られました。それは、「人との距離感を大切にする」ということでした。
舟橋小学校に入学し、舟橋中学校を卒業するまで、ほぼ同一の学年集団で9年間を過ごす学校生活において、子どもたちが身に付けた他への心遣いとしてご紹介くださいました。
高校進学後、帰路の途中にある越中舟橋駅で集う卒業生たち。新たな環境でしんどいことがあっても、仲間に会える場所がある・・・そんなお話を地域の方から聞かれたそうです。
日本一小さな村で学んだ子どもたちのすてきなお話でした。
【放課後学習教室】週末のテスト勉強にはずみをつけて
雄山中学校の生徒を対象とする「放課後学習教室」を同校のランチルームで実施しました。
中学校の先生方のお声がけがあったからか、全学年の生徒が多数参加し、約80名が来週の期末考査に向けて自主学習を進めました。
座席が足りず、準備する間、待たせてしまった生徒のみなさん、ごめんなさい。それでも、着席するなり、「ありがとうございます。」のひと言を添え、すぐに学習に取り掛かっていましたね。
大人数での自習学習でしたが、落ち着いた雰囲気の中、参加者一人一人の「学習空間」が保障されていました。
素直でがんばりやさんの立山町の子どもたちだからできる「時と場の確保」でした。
学習支援サポーターへの質問は数学が多かったようです。教えてもらった後に自分で解いてみることが大切です。
参加した生徒のみなさんのうち、どのくらいの人がこのホームページを見ているかはわかりませんが、次のポイントを参考にして、ぜひ、自分に合ったテスト勉強の進め方を見つけてください。
【「放課後学習教室」向きの人は・・・】
今日の取り組みを振り返って「周りに勉強している人がいる方がやる気がでる」「自宅だとくつろいでしまって勉強のスタートが遅くなる」という人は、「放課後学習教室」をうまく活用するとよいですね。友達のそばで一人学習を貫ける人はそうそういないので、座席を選ぶ際に「ほどほどに離れる」のも工夫です。
【「放課後学習教室」で有効な学習方法は・・・】
最大90分間の滞在時間の中で「何をどこまでやるか」を決めて参加することがお勧めです。たくさんの学習物を広げて、何に取り組むか悩んでいるうちに、あっというまに時間が過ぎます。
【「放課後学習教室」でどんな学習をするか・・・】
学習サポーターや友達に質問できるのは大きな魅力です。土日に取り組んだワークやプリントの分からなかった箇所について解決するために「放課後学習教室」を活用するのもよいでしょう。
【「家庭学習」につながる「放課後学習教室」に・・・】
テスト勉強のメインは家庭学習です。参加したことで週末の取り組みへのモチベーションが上がっていれば何よりです。本日は15:30~17:00の実施でしたが、来週2日間はテスト後、14:00~15:30の実施となります。夕食前にどれだけ学習できるかを考え、すぐに帰宅して取り掛かるか、午後を2コマで捉えて「放課後学習教室」+「家庭学習」の2部構成で取り組むかを選択するとよいですね。
参加したみなさんの中に「できた」「がんばった」という思いが少しでも生まれ、週末のテスト勉強にはずみがついていれば、とてもうれしいです。「できた」「がんばった」をひとつずつ手に入れる土日にしてください。がんばれ!
【ミドルリーダー研修会】今度は自分の番です
5月の「ヤングリーダー研修会」に続き、立山町教育センターが主催する「ミドルリーダー研修会」を立山中央小学校にて、本日、開催しました。
立山町立利田小学校・岩峅咲由里校長先生を講師にお迎えして、「ミドルリーダーの心構え」をテーマにご講演いただきました。立山町と舟橋村の小中学校に勤務する先生方15名が参加されての研修会でした。
まずは「学校運営と組織マネジメント」について、キーワードやイラスト等を用いて、具体的な説明がありました。
「学校のチーム化」の鍵を握る教員として「ミドルリーダー」を捉え、岩峅校長先生ご自身の思いも添えて、その役割と期待する行動について語られました。
講演の内容を受けて、新たな視点から、受講者は自身のもち味や「ミドルリーダー」としての取組を振り返ります。
自己分析の後、グループで自身の現状や思いを共有します。グループワークは和やかな雰囲気で進み、互いに伝え合うことで、今後に向けてのビジョンが少し見てきた方もおられたようです。
「今度は私の番です。」
最後の受講者からの感想に中にあった言葉のひとつです。
思いのバトンはちゃんと受け継がれています。
それは、本日のご講演だけでなく、先生方へのこれまでの関わりとつながりがあってのことでしょう。
受講された方だけでなく、他の先生方にも、きっとそんな思いのバトンを差し出そうとしておられる人、厳しさと温かさをもって育てようとしてくださる方が、近くにおられるのではありませんか。
そのような気付きを与えてくださった岩峅校長先生には、心から感謝申し上げます。
「ミドルリーダー研修会」の内容や様子については、センターだより号外「そふとめん2」でも紹介します。
発行時に掲載しますので、ぜひ、ご覧ください。
【放課後学習教室】今週始めに配布した案内です
【センター職員による学校訪問】雄山中学校におじゃましました
6月12日(月)に雄山中学校を訪問しました。立山町教育センターと雄山中学校は建物が隣接しているだけでなく、階段でつながっているので、日頃から、よく行き来しています。
昨日、一昨日には、新川地区選手権大会やかづみ野音楽祭に参加し、活躍した生徒も多く、「お疲れ気味かな」と思いましたが、第1学期末考査が近いとあって、学習に集中する姿がみられました。
【2年生・理科】先生の周りに集まって、実験する手元に注目する生徒たち。マグネシウムに着火して、カラスの中が明るく光ると、思わず「わあっ。」という声が漏れていました。
【2年生・数学】小テストの振り返りでしょうか。「最後に約分を忘れたら、もったいないよ」など、計算過程や答え方についての解説に、納得しながらうなずく生徒の様子がありました。来週の期末考査に生かせるといいですね。
【1年生・技術・家庭科】おいしそうなお弁当の映像から、彩りだけでなく、栄養面や衛生面についても学んでいました。先生が指指す梅干しとごま塩の役割を知った生徒たちでした。
【3年生・英語】先生の指示する内容に沿って、ペアでのコミュニケーション活動を進めます。さすが3年生!みんなが立ち上がると、奥が見えません。どのペアも意欲的に伝え合い、聞き合っていました。
他にも、来週の期末考査に向けて、静かな雰囲気の中、集中してプリントやワークに取り組む授業がいくつもありました。見る、話す、聞く、書く、考える、調べる、創る・・・活動に応じて、いろいろな「雄中生の顔」を見ることができました。
4月に雄山中学校に着任された杉本和博校長先生に、生徒たちの印象をお聞きしたところ、「とにかくみんな素直。先生だけでなく、大人を信頼していることがよくわかる。地域の方や小学校の先生方との関わりをとおして、そのような信頼関係が気付かれてきたのだろう。」とのことでした。場面によって多様な活動の様子をみせてくれるのも、そんな素直さの表れなのでしょう。新型コロナウイルス感染症への対策緩和により、修学旅行だけでなく宿泊学習も復活した今年度。前向きに挑戦する姿がホームページ等でも紹介されています。「14歳の挑戦」や「体育大会」、「合唱コンクール」と、実行委員会が立ち上げられ、生徒たちの活躍の場が創り出されているそうです。頼もしいですね。
さて、今週末の6月16日(金)より、ランチルームをお借りして、立山町教育委員会が主催する「放課後学習教室」がスタートします。全学年対象なので、たくさんのご参加をお待ちしております。
【センターだより】令和5年度号外「そふとめん1」を発行しました!
今年度も立山町教育センターだより号外を発行します。タイトルは「そふとめん」です。
今回は、5月に開催した本センター授業「ヤングリーダー研修会」についての記事を掲載しました。
ちなみに、なぜ「そふとめん」なのか、その理由は、次回の号外発行時に掲載します。
さて、その意図は・・・?
【学習支援】放課後学習教室が始まります
今年度、最初のホームページで本センター事務室の窓から見える色鮮やかな花壇の様子を掲載しました。
そして、季節は春から夏へと移り変わり、新しい苗が植えられています。照り付ける日差しや降りかかる雨に耐えながら、毎日、少しずつ成長しているのがわかります。今回も、きっと美しい花で彩られた「夏の花壇」となりますね。
でも、この状態になるまでに、苗を植えるだけでなく、たくさんの人が、この花壇に関わっておられるのを目にしました。
開花し終えた植物を土から抜いてくれた生徒たち。肥料を加えて、花壇の土を耕してくださった方々。花苗が植える位置が分かるように、ひもを張ってくださった方々。そして、丁寧に花苗を植えてくれた生徒たち。
今はすっきりしているこのスペースも、5月ごろは雑草が生い茂っていました。それを、暑い日差しの中、町職員の方が、毎日少しずつ除草してくださいました。ありがとうございます。
期待するだけの成果を得るには、事前にどれだけ準備をしたか、手をかけたかが重要です。
そして、それは「学ぶこと」も同じです。
立山町教育センターでは、雄山中学校全学年の希望者を対象に「放課後学習教室」を実施しています。
昨年度からは、定期考査前のテスト期間を活用して、ランチルームで行っています。
そして、今年度は、第1学期末考査に向けて、6月16日(金)から始めます。
帰宅する前に少しでも集中できる空間で学習を進めたい人、分からない箇所について教えてほしい人、その日の授業の復習をしたい人など、静かに自主学習できる人は大歓迎です。
毎回2、3名程、大学生や元教員の「学習支援サポーター」が参加します。
利用上のルールや実施日等、詳細について説明した案内「令和5年度 雄山中学校 放課後学習教室について」を、本日、雄山中学校の全校生徒に配布します。また、同案内のPDFを本ページに添付しました。雄中生のみなさんは、必ず保護者の方にも見てもらってくださいね。
成果は事前にどれだけ耕したかで決まります。もちろん、テスト対策の中心は家庭学習ですが、「放課後学習教室」がひとつのきっかけになれば幸いです。
美しい花を咲かせるのはその花自身である「生徒のみなさん」ですが、立山町教育センターと学習支援サポーターは「草を刈り、土を耕し、苗を植える」先生方と一緒になって、少しでも学力向上のお手伝いをしたいと思います。
最後になりますが、昨年度の参加で「ポイントカード」が途中になっている人は、手元に残っているようなら継続できるので、持ってきてください。もちろん新しいカードにすることもできます。
ポイントがたまったら、「テストで成果が出ること」「達成感が得られること」以外にも、なにか「いいこと」があるかも・・・。では、ランチルームでお待ちしています。
【センター職員による学校訪問】立山小学校におじゃましました
6月8日(木)に立山小学校を訪問しました。
林三千代校長先生が「立山小の子供たちは、みんな素直で明るい子。登下校時には、地区の方にも進んであいさつするので、よくお年寄りから「うれしい」と言われます。それに、なにより学年関係なく、みんな仲良し。」と語られました。
【道徳の時間】参観させていただいた2時間目は、道徳の授業をしている学級が多かったです。輪っかになって先生が読むお話に耳を傾ける3年生。先生が読み終えた後の静かな雰囲気から、一人一人の心の内に、「何か思うこと」があるのだと伝わってきました。
5年生を参観したときには、「責任ある行動」についてペアで考えを伝え合った後、全体で意見発表している場面でした。手を真っすぐに挙げて、自分の考えを伝えようとする児童がたくさんいました。
【4年生・図工】説明しながら、個性あふれる作品を見せてくれました。完成したら、みんなで楽しく遊べそう。
開放感ある校舎のつくりのせいか、1階でも2階でも、他学年の動きや様子等、学ぶ気配が互いに感じられます。活動内容は別々なのに、なんだか全校が一緒になって学んでいるような雰囲気です。
林校長先生が自慢された「学年を超えた仲良しさん」の立山小学校の子供たち。それは、休み時間だけでなく、授業時間でも同じなのかもしれません。
【センター職員による学校訪問】釜ヶ渕小学校におじゃましました
6月7日(水)に釜ヶ渕小学校を訪問しました。
校長室に入って、まず、目に飛び込んできたのがこの掲示物でした。
1年生から6年生すべての教室の写真がつづられています。
頑張っている姿、楽しそうな様子、一生懸命な雰囲気がコメントとともに、重ねられています。
この一枚一枚を重ねていく掲示は校舎のどの場所でもみられ、思い出と一緒に子供たちのこれまでが見える「足あと」になっていました。
【1年生・だれとお話しようかな】電子黒板には釜ヶ渕小学校の先生たちの集合写真が・・・。センター職員と教室に入ってこられた松田伸浩校長先生を見て、「私、校長先生とお話したい。だって、校長先生、大好きだもん!」と女の子が一言。あたたかくて、やさしい空気の授業風景でした。
【3年生・算数の計算練習】静かな教室で児童全員が集中して計算練習に取り組んでいました。ページの問題を解き終わると、先生のところに行って丸付けをしてもらいます。
【本見ッケ】3年教室の背面黒板です。これを見て、子供たちは図書室に本を探しにいくそうです。難易度が上がり、レベル6!今頃、この本を見つけて「図書室の神様」になった人がいるかもしれません。
松田校長先生は「釜ヶ渕小の子どもはなんにでも一生懸命な子たち。『どんなことでも、やってみる。きっと大丈夫』という主体性を大事にしてほしい。」と語っておられました。
そんな願いがこもった「しかけ」が校舎のあちこちにみられる釜ヶ渕小学校でした。
【センター職員による学校訪問】利田小学校におじゃましました
立山町教育センターは、立山区域の会合や研修会に参加させていただくので、日頃から小中学校にお伺いする機会が多いのですが、それらとは別に、本センター事業として「学校訪問」を行っています。
1、2学期を通して、立山町及び舟橋村の小中学校9校を訪問し、児童生徒の様子を見させていただいたり、校長先生方からお話をお聞きしたりしています。
6月2日(金)は立山町立利田小学校におじゃまし、岩峅咲由里校長先生のご案内で、元気に学ぶ「利田っ子」の授業を参観させていただきました。
【3年生・体育】マットの上ですもうの対戦です。勝負する児童だけでなく、見守る児童も声援に力が入ります。
【1年生・音楽】3つの音でできている言葉をみんなで探し、リズムよく手をたたきます。友達の発表に「ほんとだー」などの声が上がっていました。
【休み時間】廊下には5月に本センターが配付したヒメダカの水槽があり、先生と一緒に子供たちがのぞき込んでいました。また、他にもメダカの卵が孵化する様子が観察できるようになっており、教室の外にも学びがたくさんあるようでした。
4月から利田小学校に着任された岩峅校長先生に、「利田っ子」の印象をお聞きすると、「だれにでも笑顔であいさつできる、とても人懐っこい子供たち。なにより休み時間と授業の切り替えがしっかりできていることに感心しています。」とのことでした。
たしかに少し前の休み時間には、どの階でも子供たちの声が響きわたっていました。でも、チャイムはなると同時に「学ぶ顔」に・・・。
ONとOFFの切り替え上手な利田小学校の子供たちでした。
【あたたかい気持ちのおすそ分け】ある雪の日の出来事から
打ち合わせや相談、手続き等、いつも地域の方が立山町教育センターにいらっしゃって、いろいろなお話をしてくださいます。特に学校の取組や子供たちの様子についてのお話が多く、私たち職員も耳を傾けながら仕事をしています。
10日ほど前でしょうか。
町内の小学校にお勤めだった元校長先生から・・・
「知り合いの方から、『雄山中学校の生徒に大変お世話になった。感謝の気持ちを伝えたいけれど、名前も分からないし、どうしたらよいか』と相談を受けた。」とのこと。
詳しくお話をお聞きすると、今年2月、急な大雪が下校中の子供たちを直撃し、大人も子供も難儀した日の出来事でした。
その知り合いの方は大雪の中、お孫さんを迎えに学校へ向かわれたのですが、雪道で車が動かなくなり、立ち往生の状態になったそうです。
なす術なく困っておられたところ、通りかかった下校中の中学生が力を合わせて、車を押してくれました。そして、車が動く状態になると、中学生たちは笑顔で榎町駅の方へ去っていきました。
伝え聞いたいお話なので、若干事実と異なるニュアンスもあるかもしれませんが、大筋としてはこのような出来事だったようです。
「雪の中、濡れることも厭わず、助けてくれた中学生に、ぜひ、お礼を言いたい、雄山中学校にこのことを伝えたいと思いながら、どうしたらよいかわからず、時間が経ってしまった。」というお知り合いの言葉を受けて、来所された元校長先生が「雄山中学校に伝えてもらえないか」と本センターに話されたというわけです。
たしかに悪天候のため、中学校の駐車場付近でも車が渋滞したり、バスや電車も止まったりして、多くの子供たちが足止めされた日がありました。吹雪で髪の毛が凍るような寒さの中、対応に追われたのを覚えています。
中学校の先生方が駅で子供と一緒に待機したり、保護者に連絡したりする中、立山町教育委員会の要請で、臨時のスクールバスが子供たちを送り届けてくれました。駐車場で動けなくなった車を子供たちが押す場面も幾度か目にしました。今回、お聞きしたように、学校から離れた場所でも、困った人を当たり前に助けられる中学生がいたということですね。
あたたかい気持ちとともに、誰かの記憶に残るというのはすてきなことだと思いました。また、感謝を伝えたいというお気持ちをもち続けられ、めぐりめぐって届くというのも、またすてきなことです。
雄山中学校にお伝えするのはもちろんのこと、ホームページでも、ご紹介させていただきました。
ある雪の日の出来事から ― あたたかい気持ちのおすそ分けです。
【ヒメダカ配付】命と自然に触れて
本日、立山町教育センターから、立山区域である立山町と舟橋村の小学校に、理科の教材としてヒメダカとそのエサをお届けしました。
これは、5年生全学級にヒメダカを贈る立山町教育センターの事業であり、例年、実施されています。
お届け先の釜ヶ渕小学校では、松田伸浩校長先生がヒメダカを出迎えてくださいました。
明日の朝には、きっと子供たちが笑顔で水槽の回りに集まってくれることでしょう。
ヒメダカを育てる活動をとおして、小さな命から自然の大きさを感じ取ってもらえればと思います。
5年生のみなさん、ヒメダカのお世話をよろしくお願いします!
【ヤングリーダー研修会】チームの中で「自分」ができること
立山町教育センターが主催する研修会が始まりました。
令和5年度の最初に開催されたのが、5月9日(火)の「ヤングリーダー研修会」です。
立山町と舟橋村の小中学校に勤務する7~11年次教員の約30名が立山中央小学校に集まりました。
忙しい合間を縫っての1時間半でしたが、「今年1年間の自分」について考える機会としました。
「開会の挨拶」では当センター所長である杉田教育長より、「ヤングリーダー」「役割」というワードに触れて、本研修の方向性についてのお話がありました。
研修会冒頭では、それぞれが抱く「リーダー」のイメージを全体で共有し、「自分事」として考えるポイントを講師の有山次長(所長代理)から提案しました。
教師としての自身の「強み」と「弱み」を具体化し、その上で「チームの中で自分ができること」を考えました。
児童生徒と同様に、自他のよさや考えを比較しながら学び合うグループ討議をとおして、「自分だけにできる役割」を模索する先生方の様子が多くみられました。
グループ討議を進行された雄山中学校の先生方、グループ内での疑問や気付きを全体に発信してくださった先生方、ありがとうございました。「授業」と同じで「研修」を創る主役は先生方でした。
自分で考えて判断し、実践する。そして、その結果に責任をもつ。
「閉会の挨拶」では当センター次長である尾﨑立山中央小学校長より、参加者の主体性に期待して、本研修会をしめくくるお話がありました。
本研修会に参加した先生方が、それそれの学校や学年等にあって、個々をつなぎ、他に働きかけ、寄り添うなど、自身の「強み」を生かして活躍されること、真ん中からチームを活性化してくださることを期待しています。
【ごあいさつ】令和5年度のスタートにあたり
春のやわらかな日差しの中、立山町教育センター前の花壇には、色鮮やかな花々が咲き誇っています。
本センターは立山町立雄山中学校と隣接しているため、生徒や職員の方々が丹精込めて手入れされる季節の風景を「借景」として楽しませていただいています。
朝夕の登下校時には、雄山中学校だけでなく、立山中央小学校の子供たちの元気な声が響きわたり、新しい年度の訪れが実感されます。
「立山区域」と呼ばれる立山町・舟橋村には、小学校7校と中学校2校があり、およそ1030名の児童生徒が学校生活を送っています。そして、その子供たちの学びを支える教職員はおよそ200名となります。
そのような立山区域内小中学校における日々の教育活動が充実したものとなるよう、立山町教育センターは連携の拠点となり、ライフステージに応じた教職員研修や、悩みを抱えた児童生徒及び保護者からの相談活動に関する事業等を行っております。
少し離れたところから窓越しに花壇を眺めていると、その美しさだけでなく、寒暖差や風雨でしおれた様子、細かやに世話をしてくださる人の姿がよく見えてきます。おそらく学校現場も同じなのでしょう。
本センターでは事業の様子を「センターだより」として発信し、このホームページにも掲載しております。教職員研修や授業公開等の情報についてもお伝えしたいと思っておりますので、区域内の小中学校だけでなく、地域の皆様にも目を通していただければ幸いです。
立山町と舟橋村という「大きな花壇」に、区域で学ぶ子供たちの笑顔が咲き誇るよう、本センター全職員がそれぞれの役割からできることを考え、実践に努めてまりりたいと思います。
今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。