カテゴリ:センター行事

【特別支援教育コーディネーター研修会】よりよい支援を目指して

 11月29日(金)、立山中央小学校の会議室をお借りして「第2回特別支援教育コーディネーター研修会」を実施しました。講師に社会福祉法人新川会  地域生活相談室から  北川 忠  室長代理をお招きし、保護者との関わりについてご講話いただきました。

 

 

 参加者の感想を一部ご紹介します。

「保護者が『子どもを最も長く支援してきた方』『最も葛藤してきた方』であることを忘れがちであったと思う。そのような保護者に寄り添って対話するには『自分も子どもを見守っている、学校と家庭で協働していきたい』という思いが伝わるように、日頃から教育活動を知ってもらうことや子どもの姿をこまめに共有することが大切だと考えた。」

「保護者を『困っている方』と捉え、教師が『困っている子どもを一緒に支えていくパートナーになっていくことが大切だと思った。今日の研修で『受診すること=パスポートを取ること』というお話を聞いて目から鱗だった。」

「保護者に寄り添い、保護者の目線に立つことや共感することを心がけながら、学校としての立場を踏まえ『できること、できないこと』を適切に伝えていきたいと思った。大切な情報を必要なタイミングで保護者に伝えられるようになりたい。」

【放課後学習教室】第2学期末考査の週になりました

 雄山中学校では、明後日から第2学期末考査が始まります。

 その自主学習に取り組む場として、全学年を対象とした「放課後学習教室」を実施しました。

 今回は4日間の実施を予定しています。

 今日は全学年合わせて81名の生徒が参加しました。

 参加者の中には、週末の「土曜学習教室」から続けて参加している3年生の顔も見られました。

 

 

 

 集中力が切れそうになると、サポーターの方が声をかけて教えておられました。

 生徒たちも素直に耳を傾けて説明を聞いていました。

 今回も雄山中学校の先生方が参加してくださいました。ありがとうございます。

 また、いつも会場のランチルームに机を運んでくれる1年生のみなさんには感謝です。

 100名近くの席を用意するので、とても助かります。

 寒い季節、風邪をひかないよう、健康に気を配りながらのテスト勉強ですね。

 応援しています。がんばれ!

【土曜学習教室・放課後学習教室】お知らせも含めて

 雄山中学校3年生を対象とした「土曜学習教室」の2回目をみらいぶにて開催しました。

 今回も100名近くの参加者となり、開始前から教科書や問題集を開いて、学習する生徒の姿もありました。

 今回は、7名の学習サポーターに加え、雄山中学校・小林教頭先生も巡回してくださり、生徒の自主学習を十分に支援できる環境となりました。ありがとうございます。

 来週の25日(月)、26日(火)、27日(水)、28日(木)には、雄山中学校・ランチルームにて、全学年を対象とした「放課後学習教室」を実施します。

 学校の日課の関係で、年度はじめに掲載した予定を変更しましたので、以下に実施時間を掲載します。

 11月25日(月) 15:40~17:10

 11月26日(火) 15:40~17:10

 11月27日(水) 14:20~15:50

 11月28日(木) 14:20~15:50

 進路懇談会を待つ3年生も参加することができますが、上記の時間以外は、学校で指示された控室を使ってください。よろしくお願いします。

【土曜学習教室】開講式後

 11月16日(土)、雄山中学校の第3学年生徒を対象とする「土曜学習教室」が始まりました。

 昨年度に引き続き、今年度も100名を超える参加希望者があり、会場の立山町元気交流ステーションには、学習道具を携えて、たくさんの生徒が集まりました。

 入口で受付を済ませ、早く到着した生徒たちが、会場設営を手伝ってくれました。

 着席するとすぐに教材を開き、自主学習を始める生徒も姿も・・・。

 開講式では立山町教育委員会・杉田孝志教育長から、激励の言葉をいただきました。

 他にも雄山中学校・杉本和博校長先生や立山町教育課の方々も激励に駆けつけてくださいました。

 今回は自主学習が中心の回となり、学習サポーターに質問しながら進める様子がみられました。次回からは、学習サポーターの人数も増え、年末からは希望制の特別講座を予定しています。

 まずは踏み出すこと。一人一人が集中して取り組んだ90分間は、まさに「沈黙に耐えて集中する時間」「自己解決し、定着を図る時間」「時間感覚をもって学習を計画・実践する時間」の始まりとなりました。

 週末休みの土曜日、午前中の前半に90分間の学習を終えているということは、達成感が得られるだけでなく、その後、自宅にて取り組む学習に向けての励みにもなります。

【放課後学習教室】目的に応じた学習の工夫

 第2学期中間考査に向けて学習する雄山中の生徒を支援する「放課後学習教室」を実施しました。

 全学年合わせて100名の参加となりました。

 「沈黙に耐えて集中できる力」はテスト本番はもちろんのこと、テスト勉強及び日常の家庭学習でも発揮される力であり、学力のひとつともいえます。

 

 

 

 

 根拠となる教科書の本文に線を引き、それに照らして問題集に取り組む生徒、分からない問題の解答・解説を見ながら解いてみることで、「答えそのもの」だけでなく「解き方」を習得しようとしている生徒、すでに完成させたテスト範囲の問題週を開き、キーワードや説明部分、漢字や英文を書き出して反復練習する生徒、教科書の内容を自主学習ノートにまとめ直す生徒。

 ねらいに応じて学習方法を工夫する生徒の様子が多々みられ、学ぶ力の向上を感じました。

 学習サポーターに質問し、疑問を簡潔するのも「放課後学習教室」におけるよさですが、このような時間と場所を設定すること自体にも効果がありそうです。

 

【立山区域小中学校科学作品コンクール】第2次及び最終審査会

 9月11日(水)、立山町役場大会議室において、立山区域小中学校科学作品コンクールの第2次及び最終審査会を行いました。

 立山町・舟橋村の小中学校から、児童生徒が夏休みを中心に取り組んだ力作が推薦され、「自然科学の部」21点、「社会科学の部」11点、計32点の応募となりました。

 

 立山町教育センター所長である杉田孝志教育長から開会のごあいさつをいただき、続いて石原隆審査委員長から審査のポイントについてご説明いただきました。

 

 

 第2次審査では、立山区域小中学校から選出された教員10名が審査員を務め、展示作品一つ一つに目を通し、子供たちの疑問や解決のための手立て、調査や実験・観察を踏まえた考察等、課題解決や思考の流れを追いながら、意見交換に時間をかけました。

 その後、優良作品の中から優秀作品を絞り込みました。

 

 

 審査員それぞれの視点からの評価、展示内容の背後に感じる子供たちの動き等も考慮しながら最終審査を進める中、こちらも子供たちから多くを学ぶ機会となりました。

 

 約3時間にわたる審査を経て、優秀賞・優良賞を選出した後、作品ごとのよさと選出状況を振り返り、審査会を閉じました。

 

 優秀賞受賞を対象とした表彰式を9月27日(金)16:00より、立山町役場大会議室で予定しております。

 ご協力くださった方々に深く感謝申し上げます。

【第3回2、3年次教員基礎研修会】子供との関わりを考える

 8月9日(金)、立山中央小学校にて、第3回2、3年次教員基礎研修会を実施しました。

 「学級経営」をテーマとした第1回(4月)、「保護者対応」をテーマとした第2回(5月)に続き、最終回となる今回は「子供との関わり」をテーマに、関係づくりのプロフェッショナルからお話をお聞きしました。

 講師には、日頃から立山町の小学校がお世話になっているスクールソーシャルワーカーの 野尻 満 先生 をお招きしました。

 

 

 

 

 たくさんの具体事例を踏まえ、「大人から声をかけること」「子供の声に耳を傾けること」の大切さを教えていただきました。

 頭ではわかっているつもりでも、野尻先生の「子どもを本気で心配するのが教師だから」「子どもは大人に話を聞いてほしがっている」という言葉を聞き、参加者は改めて子供たちとの関わりを振り返り、向き合うこと、受け止めることについて考える機会となったようです。

 

 参加者の振り返りコメントの一部を紹介します。

・これまでよりも積極的に子供の様子を見取っていこうと感じた。子供から話しかけてくれた時が関係を深められるチャンスだと知ることができたので、今後、このようなきっかけを逃さないようにしていこうと思った。教師からの言葉かけや表情、言葉遣いのひとつひとつを見直していきたい。

・子供の様子や気持ちは多種多様なのだと実感した。今後、10年後、20年後に子供からどんな接し方をされるかと思うと少し怖くなった。カジュアルな日常会話の中に大切なものがたくさん詰まっていると思った。

・普段の何気ない学校生活の中で子供の話を聞き、姿を認め、褒めていきたい。そして、子供のことを本気で心配し、ちょっとした変化に気づくことのできる教師になりたい。そのため、健康観察や給食の時間、休み時間等、子供たちの顔をみて丁寧に声をかけていこうと思う。

・お話を聞いて「形だけの指導」という言葉が印象に残った。「先生だから指導しないと」という思いから指導していたことに気付いた。自分にとって話を聞いてもらえることがどれだけ有難いものだったかを思い出し、子供も同じなんだと改めて感じた。

 

 この研修会では、学級担任になって2年目、3年目の先生方に実情を考慮してテーマを設定しました。

 若手の先生方が日々の悩みや成果を共有しながら、学校を越えた横のつながりを築き、身近な先輩にあたる講師の先生方から適切な助言をいただく場になっていれば幸いです。

 1学期間に全3回の研修会を実施したことで、2学期、3学期と見通しをもって実践されることを期待しています。

 教師の成長がそのまま子供たちの成長につながるものと信じて、今後もそれぞれのキャリアステージを対象とした研修の企画・運営を図っていきたいと思います。

【教師力向上研修会】「学力向上」をテーマに教育講演会を実施

 8/7(水)、立山中央小学校を会場に教育講演会を実施しました。

 昨年度に続き、対面とオンラインを併用した形での開催です。

 立山町と舟橋村の教職員80名ほどが参加しました。

 講師には、富山国際大学から、三原 茂 教授 をお招きしました。

 「1 学力向上の『学力』とは」「2 個別最適な学習と協働的な学びの一体化ってどういうこと?」「3 授業改善は必要か」「4  これからの授業に」といった4つの項立てでご講話いただきました。

   参加者の振り返りコメントとして多様な意見が寄せられており、三原先生のお話を踏まえ「自分自身の授業改善」について考えられたものが多くありました。

   それぞれ「自分事」として振り返ったことが今後の授業に生き、立山町の子供たちの学びにつながっていくものと考えます。

 ご多忙の中、ご来町くださった三原先生に、深く感謝申し上げます。

 

 

【若手教員道徳授業研修会】教材分析から始めよう

 7月30日(月)、雄山中学校にて、立山区域小中学校2~5年次教員を対象とした「若手教員道徳授業研修会」を実施しました。

 3か月後に予定している雄山中・大坪亮太教諭の授業研究で扱う教材「元さんと二通の手紙」の分析を行いました。

 授業研究の指導案を考えるのではなく、参加者一人一人が当事者となって、「自分だったら自分の学級でどんな授業をするだろう」と考えながらのディスカッションです。

 ほとんどの先生方はそのつもりで、「自分だったら」視点でのアイディアをもちながら参加しておられました。

 

 グループ活動を中心に進め、まずは学習指導要領の該当部分を交替で音読し、その内容や重視すべき考え方について語り合いました。

 本研修のメインとなる教材文の分析では、模範音読・グループ内での音読後、「教材文の構造」「教材文のもつよさ」「中心的に扱えばよいと考える言葉や場面」について話合い、全体で意見共有を図りました。

 

 講師にお招きした釜ヶ渕小・松田伸浩校長先生からは、今回の教材分析に限らず、日々の道徳指導に関する具体的なご講話をいただき、貴重な資料も多々ご提供いただきました。心より感謝申し上げます。

 意見交換を経て、松田校長先生からの指導講話をお聞きしたことで、参加者からは「日頃の自身と今後」を意識した振り返りコメントが多く寄せられましたので、その一部を掲載します。

 

「ねらいたい価値がブレてはいけないが、その考えに至る背景は子供それぞれで違うので、子供の実態を捉えてじっくり準備し、授業では丁寧に聞いていこうと思う。また、教材の核となる人物の心情の変化のみに注目するのではなく、教材文の構造を意識して読むことで、どのような考えが引き出せるかも工夫したい。」

「授業者同士で教材研究や互見授業をしたいと思った。教師や生徒が違えば授業は違ったものになると感じた。そのなかで、授業者がそのようなことを考えさせたいかを明確にしておきたいと思った。しかし、それが生徒への押し付けにならないように「教師も生徒とともに学ぶ」姿勢を大切に授業を行っていきたい。」

「教材を通して生徒たちに考えさせたい価値観について深く分析することが大切だと思った。生徒の目線に立って教材を分析することで、今、生徒がもっている価値観と育てたい価値観との差を捉えることができ、どのような発問をすればよいかを考えることができる。自分自身が価値観に対して深く考え、多様な視点から捉えることが必要だと感じた。」

 

 意見交換を通して得た気付きをそれぞれが自分の言葉で綴っておられ、すべてのコメントに目を通しながら「道徳の授業での子供たちもこうあればよい」と思いました。

 

 2、3年次教員研修会でも顔を合わせ、意見交換する機会を重ねてきた先生方が多く、意欲的な学び合いとなっていました。おそらく授業研究までにそれぞれが実践を積まれ、大坪教諭の授業公開時には、さらに活発な協議がなされることでしょう。楽しみです。

【放課後学習教室】自分で決めて進める「自主学習」

 第1学期末考査に向けて学習する雄山中の生徒を支援する「放課後学習教室」が、昨日、終了しました。

 今回は特に1年生の参加が多く、1時間~1時間半を集中して過ごす姿がみられました。

 参加者の希望に応えられるよう、100以上の席を用意する日もありました。

 その準備には、1年生の生徒たちが快く協力してくれたので、町センターは大助かりでした。

 

 学習支援サポーターやお手伝いに来られた先生方への質問もありましたが、基本的には、範囲表を眺めて「今すべきこと」を選択して黙々と取り組む様子ばかりでした。

 「沈黙に耐えて集中できる力」はテスト本番はもちろんのこと、テスト勉強及び日常の家庭学習でも発揮される力であり、学力のひとつともいえます。

 中学校に入って初めての定期考査ということで「がんばろう!」という意欲が高いことと併せて、小学校で培ってきた自主学習の習慣や、自分に必要な学びを選択する実践力も生きているのかもしれません。

 期末テストは明日までです。頑張れ、雄中生!!

【放課後学習教室】令和6年度スタート

  雄山中学校の生徒を対象とした「放課後学習教室」が、同校のランチルームで始まりました。

 今回は6月24日(月)に始まる第1学期末考査に向けてのものです。

 受付するとすぐに席に着き、自主学習に取り組む生徒ばかりで、集中できる「時」と「場」になりました。

 学習支援サポーターの他に、雄山中の先生方もご協力くださり、「できない」を「できる」に変える機会にもなりました。

 本日は、全学年で67名の生徒が参加しました。

 分からないところはすぐに質問して解決したい、周りに集中している友達がいるとやる気が出る、学校で自主学習に取り組み、帰宅後の家庭学習につなげたい・・・。そんな生徒のみなさんの学びを応援したいと思います。

 今回の放課後学習教室は6月24日(月)まで実施する予定です。

【ミドルリーダー研修会】自分が理想とするのは?

 6月8日(金)、立山中央小学校にて、各小中学校から推薦された教員を対象とする「ミドルリーダー研修会」を実施しました。

 講師は、今回も先生方にとてって身近な区域の校長先生を・・・ということで、舟橋村立舟橋中学校・内生蔵保人校長先生がお引き受けくださいました。

 

 「自分が理想とするミドルリーダーとは、どのような人なのだろう」を課題に、先生方それぞれが自身のイメージを具体化し、キーワードをもとに検索し、意見交換をもとに得た気付きを伝えるといった「授業のような研修」でした。

 

 

 

 

 グループワーク後の発表では、「自分は~思っていたのだけど、他の先生の話を聞いて~」「この班では、考えが本当に一致していて~」といったフレーズが多く、和やかな中にも学び合う思いが強く感じられる研修会となりました。

 決まった答えが準備されているのではなく、それぞれが自分の中に「今の自分にとっての答え」を探せるように、ユーモアを交えながら進めてくださった内生蔵校長先生。

 時折、教師として大切にしておられる思いもちらりと語られ、参加された先生方も、こころ動かされる瞬間があったように見受けられました。

 参加者が本研修の振り返りとして残した「ミドルリーダーの役割で大切だと学んだこと」「ミドルリーダーとして、今後、自分が実践すること」に関する記述内容はそれぞれで、個々に思い描いた「ミドルリーダー像」を踏まえて、立ち上げた姿なのだろうと思いました。

 お忙しい中、このような研修会をコーディネートしてくださった内生蔵校長先生には、深く感謝申し上げます。

【第2回2、3年次教員基礎研修会】信頼関係づくりを目指した保護者対応

 5月31日(金)、立山中央小学校にて、第2回2,3年次教員基礎研修会を実施しました。

 4月11日(木)に実施した第1回のテーマ「学級経営について」に続き、今回は「信頼関係づくりを目指した保護者対応」についての学び合いとなりました。

 前回に続き、立山区域内の校長先生である立山町立利田小学校・岩峅咲由里校長先生に講師をお迎えしました。

 

 まずは自己紹介を兼ねて、これまでの体験などをもとに交流開始です。

 互いの対応に耳を傾け、労います。

 

 保護者との信頼関係を築くことがいかに大切かを知り、その関係性を支える面接の基礎・基本を学びました。

 そして、役割を決めて実践してみます。

 

 

 60分間という限られた時間ではありましたが、若手教員それぞれが悩みや自身の課題を共有し、関係づくりに必要なポイントを意識して実践してみるというコミュニケーション型の研修でした。

 参加者である2、3年次の先生方にとって、明日からすぐに実践に生かせる学びを得ただけでなく、身近な立場の仲間と思いを共有する機会になったのではないでしょうか。

 

 参加者の振り返りコメントには、「相手の思いに耳を傾けること」「遮らずに最後まで話を聞くこと」「まずは思いを受け止め、感情を理解すること」といった「傾聴」を、関係づくりのスタートとして捉えた記述が多くみられました。

 また、何か起こってからの関係づくりではなく、日頃からの児童生徒とのつながりが基盤となるといった気付きもみられました。

 本研修会をコーディネートしてくださった岩峅校長先生に、深く感謝申し上げます。

【ヤングリーダー研修会】チームの一員として「できること」から始めよう

 5月8日(水)、7~9年次教員を対象とした「ヤングリーダー研修会」を開催しました。

 立山区域小中学校から13名の教員が参加しました。

 忙しい合間を縫っての60分間でしたが、「今年1年間の自分」について考える機会となりました。

 講師は立山町立立山小学校・林三千代校長先生が務められ、若手教員が憧れる「ヤングリーダー」としての役割について考えるヒントをご講話くださいました。

 「キャリアのVSOP」として、20代は「V→バイタリティ(挑戦する意欲)」、30代は「S→スペシャリティ(得意なところの追求)」、40代は「O→オリジナリティ(自分らしさの追求)」、50代は「P→パーパーソナリティ(人間性による信頼の獲得)」といったお話をされ、教師としてステップアップすること、今の自分をみつめて、今後のなりたい自分の姿をイメージすることを促されました。

 グループディスカッションでは、同年次の仲間同士、現在の困りごとも含めた話合いが行われていました。

 最後には、それぞれが「チームの一員として、今の自分にできること」を具体化し、互いに伝え合うことで研修を締めくくりました。

 林校長先生からは「7~9年次は、察して自分から動いてくれる先生たち。そんな主体的な動きが、学校全体に明るさと活気をもたらしてくれる。」と伝えられた上で、「学校から期待されている」という言葉がくり返されました。

 

 立山町教育センターでは、「同年次といった『ヨコのつながり』を意識した研修」「言葉と思いを交わす中で『自分事』としての答えをみつけていく研修」「区域内の様子を熟知された舟橋村・立山町の校長先生方が講師としてコーデネートされる研修」を今年度も企画・運営していきます。

 短時間の研修ではありますが、明日からの取り組みのちょっとした手がかりをもち帰ってもらえれば幸いです。

 

【特別支援教育コーディネーター研修会】どんな役割?何をする?

 4月26日(金)、雄山中学校の会議室をお借りして「第1回特別支援教育コーディネーター研修会」を実施しました。講師に立山町特別支援教育コーディネーター・松井美之先生をお迎えし、立山町と舟橋村の小中学校でその任を担う先生方が集まりました。

  講師の松井美之先生からは「特別支援教育コーディネーターの役割」と題してご講話をいただきました。

 「すでに経験豊富なコーディネーターさんもいらっしゃるのですが、、、」との前置きをされた上で、「学校内の関係者や関係機関との連絡調整」「各学級担任への支援」「巡回指導員や専門家チームとの連携」「学校内の児童等の実態把握と情報収集の推進」といった働きかけについて分かりやすくお話しされました。

 講話後のグループワークでは、それぞれが日頃から「心がけていること」「悩んでいること」を語り合い、情報共有と意見交換を図りました。

 事後の振り返りには、「その子供」に視点を絞った児童生徒理解とそれに基づく支援の実現、そのための校内支援体制の確立に関するコメントが多くみられました。

 コーディネーターさんを軸に、チーム支援ができるよう、町センターでもできることをお手伝いしたいと思います。

【第1回2、3年次教員基礎研修会】学級経営について考える

 本センターが主催する令和6年度立山区域教員研修会が始まりました。

 4月11日(木)に行った2、3年次教員研修会は、前年度のセンター運営委員会にて、校長先生方からの「教員年数の浅い先生方に、悩みを共有したり解決の手掛かりを聞いたりする機会を」という要望を受け、今年度、新たに3回設定したものです。

 第1回にあたる今回は、小学校と中学校の実態に配慮し、「学級経営」をテーマに講師及び会場を分けて実施しました。

 

 対象教員10名が集まった立山中央小学校では、尾﨑 斉 校長先生に講師をお務めいただきました。

 「学級経営の基礎」や「子供のための学級経営」について、受講者のキャリアステージに応じた項立てで分かりやすくご講話くださいました。

 「実践事例紹介」では、自身が受け持つ学級での取組や先輩教員の取組について、フリートークで情報共有を図りました。共感する部分が多々あるのか、笑顔で会話が弾みます。

 

 対象教員6名が集まった雄山中学校では、杉本 和博 校長先生に講師をお務めいただきました。

 まずは、ご自身の学級担任・副担任経験を中心に、エピソードを交えて悩まれたり心掛けたりされたことをお話されました。

 研修後半には、立山町教育委員会・杉田教育長が立ち寄られ、やはり学級担任時代のお話をしてくださいました。

 意見交換の場面では、教員3年目を迎え、今、学級担任として大切にしていること、苦労していること等について、それぞれが語りました。

 

 年度初めの忙しい時期ではありますが、スタートにあたる4月前半に実施するからこそ意味のある「学級経営」に関する研修会でした。

 何よりも、立山町の子供たちの育ちにつながる研修となれば幸いです。

 

 

【次年度に向けて】センター運営委員会

 立山町教育センターでは、立山町教育委員会、舟橋村教育委員会、立山区域小中学校長にご参加いただき、センター運営委員会を4月と2月に開催しております。

 去る2月27日(火)雄山中学校にて、第2回センター運営委員会を行いました。

 立山町教育センター所長である立山町教育委員会・杉田教育長からのご挨拶の後、舟橋村教育委員会・土田教育長より、激励の言葉をいただきました。

 協議では、センター事務局から、令和5年度事業についての報告と、令和6年度事業計画についての提案をさせていただき、ご質問やご意見をいただきました。

 

 

 特に若手教員の研修に関するご意見がありましたので、計画の見直しを図り、4月12日(金)に予定している第1回センター運営委員会にて、改めてご提案させていただきます。

 若い年次の先生方が、日頃の悩みを持ち寄りながら、経験豊富な講師からの指導助言をもとに、見通しをもって具体的な動きをイメージできるような研修にしたいと考えております。

 子供たちの育成に関わる活動はもちろん、教職員集団においても、まだ柔らかい若芽に日を当て水を注ぎ、すくすと若木へと成長していけるような研修を事業計画に位置付けていきたいです。

【土曜学習教室】特別講座が始まりました

 1月20日(土)、雄山中3年生を対象とした土曜学習教室の3回目を実施しました。

 81名の参加があり、全員対象の自主学習と併行して、希望者対象の特別講座を行いました。

 

【学習支援サポーターさんとの自主学習の様子】

【特別講座・国語の様子】

【特別講座・数学の様子】

【特別講座・英語の様子】

 特別講座では、雄山中学校教員OBの方々がご協力くださっています。

 土曜学習教室の時間も2時間半から3時間半と長くなり、集中力の持続が難しいところではありますが、学習体力も学力のうち。提供された時と場をフル活用してほしいと思います。

【土曜学習教室】第5回(1月20日)のお知らせです

 感染拡大防止や大雪警報のため、休止が続いた「土曜学習教室」ですが、1月20日から再開する予定です。

 前回から予定していた「特別講座」がスタートします。教科ごとのクラスや時間、持ち物をを確認されたい場合は以下の部分をクリックしてください。

 特別講座に関する連絡.pdf

 

 

実施形態が変わることに伴い、以下の点に留意してください。

(以前「すぐーる」で3年保護者に配信した内容です。)

 

①  受付け後、自主学習者は大会議室、特別講座受講者はそれぞれの会場に直接入ってください。特別講座B、Cグループは、まず、大会議室での自主学習となります。

②  9:00ちょうどに、自主学習と特別講座Aグループの活動を始めるので、余裕をもって来場してください。

③  特別講座受講者は、事前にプリントで指示された準備物を必ず持参してください。

④  風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス等、感染症の流行が心配な時期です。

 体調不良はもちろんのこと、感染への不安がある場合は、無理をしないでください。また、マスク着用等、各自での感染対策を心がけてください。

⑤  事前に欠席の申告をしておらず、当日、急に欠席する場合は、必ず、保護者の方から、立山町教育委員会教育課(076-462-9981)に連絡をしてください。安全管理上、連絡のない欠席については、こちらから緊急連絡先の電話させていただきます。

 

 つきましては、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

【センター職員による授業参観】若手教員の授業におじゃましています

 立山町と舟橋村それぞれの小中学校が、自校の研究実践のまとめに入っておられることと思います。立山町教育センターが主催する研修会もほぼ昨年のうちに終了しており、授業力向上研修会として、センター職員が若手教員の授業を参観させていただく研修についても、あとわずかとなりました。

 年度初めから継続して、立山区域小中学校の2~5年次教員の道徳の授業におじゃましました。特別な授業公開というわけでなく、日頃の授業を参観させていただき、悩みをお聞きしたり、少しばかりアドバイスをさせていただいたりする機会としています。

 17名に及ぶ若手教員の授業を参観するなかで、階段を一段一段のぼるように心を耕していく子供たちの姿を見ることができました。教科だけでなく道徳の授業も、教師と児童生徒が共に学ぶ大切な時間であると実感します。

 年が明け、令和5年度のセンター事業もいよいよ次年度を念頭においたしめくくりに入りますが、あとわずか訪問させていただく機会がありますので、どうぞ、よろしくお願いします。