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【ごあいさつ】令和6年度のスタートにあたり
入学式の会場を飾る花々の鉢が本センターの玄関に並んでいます。
桜の開花にはまだ少し早い屋外とは違い、まさに「春らんまん」といったところです。
立山区域と呼ばれる立山町・舟橋村には小学校7校と中学校2校があり、1000名ほどの児童生徒が学校生活を送っています。その子供たちの学びを支える教職員はおよそ200名となります。
そのような立山区域内小中学校における日々の教育活動が充実したものとなるよう、立山町教育センターは連携の拠点となり、キャリアステージに応じた教職員研修や、悩みを抱えた児童生徒及び保護者からの教育相談に関する業務を行っています。
本センターではこの事業の様子を「センターだより」として発信し、このホームページにも掲載しております。教職員研修や授業公開等の情報についてもお伝えしたいと思っておりますので、区域内の小中学校だけでなく、地域の皆様にも目を通していただければ幸いです。
種から芽吹き、茎を伸ばしてつぼみをつける。「春らんまん」の花々にもそんな道のりがあっての「今」です。それぞれの学校で子供たちや先生方が歩む道のりに沿って、本センターができることを考え、実践できるよう尽力していきます。
新年度にあたり、始業式や入学式が、子供たちの笑顔が花咲く令和6年度のスタートになってほしいと願っています。
今後とも、よろしくお願いします。
【ごあいさつ】令和5年度の終わりにあたり
清々しい青空に白い綿雲が浮かぶ春の日、立山町区域の小中学校では修了式が行われ、令和5年度の節目を迎えました。立山区域の子供たちや先生方、そして、地域のみなさまにご協力いただき、令和5年度のセンター事業を無事終えることができました。
2月27日に開催した第2回立山町教育センター運営委員会では、委員のみなさまから貴重なご意見をいただき、令和6年度事業計画の見直しを図ったところです。
これからも立山町と舟橋村の子供たちと先生方の学びがより豊かなものになるよう尽力していきたいと思います。
1年間、ありがとうございました。
本センター職員一同、心より感謝申し上げます。
【立山町「読み解く力」向上推進委員会】令和5年度実践に関する資料の配付
立山町小中学校で3か年かけて取り組む「読み解く力」向上に関する実践も、もうすぐ最終年度のスタートにあたる令和6年4月を迎えようとしています。
2か年目にあたる今年度は、「探ろう」から「育てよう」に実践テーマをステップアップさせ、先進地に学びながらも、小中学校それぞれが自校の実態を踏まえた取組の具体化を図ってきました。
その実践内容の骨子をまとめた紙面データを推進委員会から各校へとお送りしました。小小連携や小中接続の手立ての一つとして活用していただければ幸いです。
また、令和5年度の実践に関する資料を集約した青ファイル「立山町『読み解く力』向上プロジェクト(R5:二か年度)」を来週初めに各校へお届けします。
推進委員会での協議資料、リーディングスキルテスト実施の流れ、授業公開や協議会を中心とする向上研究会の要項・学習指導案・振り返り、先進地視察での学び、各校からの実践報告や資料、次年度の向上推進計画等を綴り、これまでの積み重ねと今後の展望が見えるようになっています。
推進委員分だけでなく学校保管分もお届けしますので、立山町内の先生方にも目を通していただき、折に触れてご活用いただければと思います。
「探ろう」「育てよう」の流れを受けて、令和6年度は「日々、育もう」を実践テーマに、毎日の学習活動の中で充実を図る1年間となります。
子どもたちの「わかった」「できた」という声がたくさん聞けるように、「読み解く力」向上を進めていきたいと思います。
【センターだより】「立山町教育センターだより」第235号を発行しました!!
3月5日に「立山町教育センターだより」第253号を発行しました。遅くとも、来週には、立山町小中学校に勤務する教職員のみなさまはじめ、関係各位のお手元に届くと思います。
今回は、本センター事業の報告と併せて立山町と舟橋村それぞれが取り組む「令和とやま型教育推進事業」の概要についても、ご紹介しております。
年度末の忙しい折ではありますが、ちょっとお仕事の手を止められたときに、ご一読いただければ幸いです。
ご寄稿くださったり、原稿作成にご協力くださったりした方々に、深く感謝申し上げます。
【次年度に向けて】センター運営委員会
立山町教育センターでは、立山町教育委員会、舟橋村教育委員会、立山区域小中学校長にご参加いただき、センター運営委員会を4月と2月に開催しております。
去る2月27日(火)雄山中学校にて、第2回センター運営委員会を行いました。
立山町教育センター所長である立山町教育委員会・杉田教育長からのご挨拶の後、舟橋村教育委員会・土田教育長より、激励の言葉をいただきました。
協議では、センター事務局から、令和5年度事業についての報告と、令和6年度事業計画についての提案をさせていただき、ご質問やご意見をいただきました。
特に若手教員の研修に関するご意見がありましたので、計画の見直しを図り、4月12日(金)に予定している第1回センター運営委員会にて、改めてご提案させていただきます。
若い年次の先生方が、日頃の悩みを持ち寄りながら、経験豊富な講師からの指導助言をもとに、見通しをもって具体的な動きをイメージできるような研修にしたいと考えております。
子供たちの育成に関わる活動はもちろん、教職員集団においても、まだ柔らかい若芽に日を当て水を注ぎ、すくすと若木へと成長していけるような研修を事業計画に位置付けていきたいです。
【教材の活用】小型ロボットの動きをプログラミング
本センターでは、立山町教育委員会が管理するプログラミング学習教材である小型ロボットを町内の学校に貸し出しています。超音波・光・ライントレース・赤外線といった「4種類のセンサー」と、動き・光・音といった「3つの表現」を組み合わせて、小型ロボットの動きをプログラムすることができます。
1月末、立山北部小学校では、パソコンクラブの活動に参加する4~6年生の児童が、タブレット端末を活用して、小型ロボットを操作しました。プログラミング学習の一環にあたる活動の初回ということで「触れる」「慣れる」ことが中心となりました。
思い通りに動いたり、動かなかったり・・・そんなロボットの動きに子供たちは大はしゃぎでした。授業補助には、立山町のICT支援員さんが入ります。
今後、立山小学校でも、授業で活用されるとのことです。
画面上の表示だけでなく、実際に動く具体物があることで、子供たちの好奇心は高まっていくようです。
たくさんの子供たちに活用してもらえれば幸いです。
【「読み解く力」向上研究会】高野小にて授業公開
去る1月22日(月)、高野小学校にて、令和5年度第3回「読み解く力」向上研究会が開催されました。
7月6日(木)の第1回研究会で、雄山中学校にて公開された「中学1年数学」「中学3年社会」、10月18日(水)の第2回研究会で、立山中央小学校にて公開された「小学5年国語」に続き、今回は「小学4年算数」の授業が提案されました。
また、「基礎的読解力」育成の視点から高野小学校で試行錯誤しながら取り組んでいる「自学ノート」についても、実践状況を参観させていただきました。
【「自学ノート」の取り組む6年生の様子から】
6月に実施したリーディングスキルテストの結果をもとに、自身が得意とするスキル、苦手とするスキルを自覚し、家庭での自主学習に生かします。自分に合った学習内容の決定と実践にはまだ課題はありますが、「まずは動き出すことから」と、児童と教員が一緒になって歩みを進めています。
参観した教員からは「リーディングスキルテスト結果のコメントをきちんと踏まえて、子供たちが教師の助言を受けながら、学習計画を立てて進めている様子が大変参考になった」「今、どんな取り組みをしているの?と尋ねると、どの子も分かりやすく答えてくれた。自分の取り組みに自信をもっているのが伝わった」「子供自身が自分に何が足りないかを分析し、自主学習につなげている」「子供が黙々と取り組んできたことを認めてもらう場の設定にも意義を感じた」といった声が寄せられています。
高野小学校・岩田教務主任からの研究経過報告を受け、参加した町内小中学校教員の多数が、取り組み内容だけでなく、その実践する姿に学びを得ることができました。
【4年生算数の授業公開から】
4年生担任の鈴木教諭から、授業「身近な場所の広さを比べよう」が提案されました。
L字型スペースである図書室の面積をどうやって求めるか・・・すでに学んだ正方形や長方形の面積の求め方を生かしてどう学習課題を解決するか・・・子供たちは意欲的に思考し、生き生きと発表していました。
課題解決に困っている子供を中心に話合いが進むよう、必要に応じて自分の考えを広げたり、修正したりする時間を十分に確保して授業を展開した鈴木教諭の工夫が功を奏したように思います。
講師にお迎えした新井紀子先生からも、「全員が授業に参加し正しい答えに自力で辿りついた上、他の子の解法にも関心を示し、努力しようとする姿がうかがえた。説明する言葉もかなり学習言語らしくなっていた。普段から、視写や音読、図形の認識(例:地図当てクイズなど)、見開き2ページでの言葉探し、計算ドリルなどを通じた耕しができていたからではないか」というコメントをいただきました。
日頃の学びの一端が「授業公開での姿」に表れていたということでしょう。
【協議会及び講話から】
授業後には「RS(リーディングスキル)を視点とした授業改善はどうあればよいか」という協議題のもと、参観教員によるグループ討議を中心に協議会を行いました。提案された授業からの学びだけでなく「自分が授業者ならば」という視点での意見も多く出されました。
立山町「読み解く力」向上推進事業に令和4年度から携わり、ご指導くださっている「一般社団法人教育のための科学研究所」代表理事・所長である新井紀子先生からは、提案授業・協議会へのご講評と併せて「RSノートとRSを意識した授業 ~受検結果を個別最適な学びにつなげる~」と題したご講演を賜りました。
向上研究会の機会を与えてくださった高野小学校児童のみなさん、そして、教職員のみなさまに、深く感謝申し上げます。
実践してみてこそ、明らかになる成果と課題があるかと思いますので、後日、振り返りとして共有させていただき、立山町小中学校全体の取り組みに生かしたいと思います。ありがとうございました。
【令和のとやま型教育推進研修会】立山町の実践を報告しました
本日、標記のオンライン研修会が開催され、県内の各市町村から、学力向上に関する実践内容が報告されました。
立山町からは町教育委員会と町センターの職員が参加し、『「読み解く力」育成につながるICT』と題して、小学校での理科と体育の授業を事例とした報告を行いました。
【オンラインで立山町の取り組みを紹介】
【他市町村の報告も聞きながら意見交換】
ICTをどのような場面でどのように活用するのが有効なのか、学力向上の手立ての一つである「読み解く力」育成において、アイテムとしてどう生かすか。多くの報告内容に散見されるテーマでした。
一堂に会しての直接対話と同様に・・・とはいかなくても、大雪の日に県内すべての市町村からの報告を聞き、意見交換できるのはICTの強みでしょう。
立山区域内小中学校の研修に関わる教育センターとしては、提供してくださった情報を実態に合わせて取捨選択し、取り入れさせていただきたいと思います。
【土曜学習教室】特別講座が始まりました
1月20日(土)、雄山中3年生を対象とした土曜学習教室の3回目を実施しました。
81名の参加があり、全員対象の自主学習と併行して、希望者対象の特別講座を行いました。
【学習支援サポーターさんとの自主学習の様子】
【特別講座・国語の様子】
【特別講座・数学の様子】
【特別講座・英語の様子】
特別講座では、雄山中学校教員OBの方々がご協力くださっています。
土曜学習教室の時間も2時間半から3時間半と長くなり、集中力の持続が難しいところではありますが、学習体力も学力のうち。提供された時と場をフル活用してほしいと思います。
【土曜学習教室】第5回(1月20日)のお知らせです
感染拡大防止や大雪警報のため、休止が続いた「土曜学習教室」ですが、1月20日から再開する予定です。
前回から予定していた「特別講座」がスタートします。教科ごとのクラスや時間、持ち物をを確認されたい場合は以下の部分をクリックしてください。
実施形態が変わることに伴い、以下の点に留意してください。
(以前「すぐーる」で3年保護者に配信した内容です。)
① 受付け後、自主学習者は大会議室、特別講座受講者はそれぞれの会場に直接入ってください。特別講座B、Cグループは、まず、大会議室での自主学習となります。
② 9:00ちょうどに、自主学習と特別講座Aグループの活動を始めるので、余裕をもって来場してください。
③ 特別講座受講者は、事前にプリントで指示された準備物を必ず持参してください。
④ 風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス等、感染症の流行が心配な時期です。
体調不良はもちろんのこと、感染への不安がある場合は、無理をしないでください。また、マスク着用等、各自での感染対策を心がけてください。
⑤ 事前に欠席の申告をしておらず、当日、急に欠席する場合は、必ず、保護者の方から、立山町教育委員会教育課(076-462-9981)に連絡をしてください。安全管理上、連絡のない欠席については、こちらから緊急連絡先の電話させていただきます。
つきましては、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。