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【放課後学習教室】自分で決めて進める「自主学習」
第1学期末考査に向けて学習する雄山中の生徒を支援する「放課後学習教室」が、昨日、終了しました。
今回は特に1年生の参加が多く、1時間~1時間半を集中して過ごす姿がみられました。
参加者の希望に応えられるよう、100以上の席を用意する日もありました。
その準備には、1年生の生徒たちが快く協力してくれたので、町センターは大助かりでした。
学習支援サポーターやお手伝いに来られた先生方への質問もありましたが、基本的には、範囲表を眺めて「今すべきこと」を選択して黙々と取り組む様子ばかりでした。
「沈黙に耐えて集中できる力」はテスト本番はもちろんのこと、テスト勉強及び日常の家庭学習でも発揮される力であり、学力のひとつともいえます。
中学校に入って初めての定期考査ということで「がんばろう!」という意欲が高いことと併せて、小学校で培ってきた自主学習の習慣や、自分に必要な学びを選択する実践力も生きているのかもしれません。
期末テストは明日までです。頑張れ、雄中生!!
【放課後学習教室】令和6年度スタート
雄山中学校の生徒を対象とした「放課後学習教室」が、同校のランチルームで始まりました。
今回は6月24日(月)に始まる第1学期末考査に向けてのものです。
受付するとすぐに席に着き、自主学習に取り組む生徒ばかりで、集中できる「時」と「場」になりました。
学習支援サポーターの他に、雄山中の先生方もご協力くださり、「できない」を「できる」に変える機会にもなりました。
本日は、全学年で67名の生徒が参加しました。
分からないところはすぐに質問して解決したい、周りに集中している友達がいるとやる気が出る、学校で自主学習に取り組み、帰宅後の家庭学習につなげたい・・・。そんな生徒のみなさんの学びを応援したいと思います。
今回の放課後学習教室は6月24日(月)まで実施する予定です。
【ミドルリーダー研修会】自分が理想とするのは?
6月8日(金)、立山中央小学校にて、各小中学校から推薦された教員を対象とする「ミドルリーダー研修会」を実施しました。
講師は、今回も先生方にとてって身近な区域の校長先生を・・・ということで、舟橋村立舟橋中学校・内生蔵保人校長先生がお引き受けくださいました。
「自分が理想とするミドルリーダーとは、どのような人なのだろう」を課題に、先生方それぞれが自身のイメージを具体化し、キーワードをもとに検索し、意見交換をもとに得た気付きを伝えるといった「授業のような研修」でした。
グループワーク後の発表では、「自分は~思っていたのだけど、他の先生の話を聞いて~」「この班では、考えが本当に一致していて~」といったフレーズが多く、和やかな中にも学び合う思いが強く感じられる研修会となりました。
決まった答えが準備されているのではなく、それぞれが自分の中に「今の自分にとっての答え」を探せるように、ユーモアを交えながら進めてくださった内生蔵校長先生。
時折、教師として大切にしておられる思いもちらりと語られ、参加された先生方も、こころ動かされる瞬間があったように見受けられました。
参加者が本研修の振り返りとして残した「ミドルリーダーの役割で大切だと学んだこと」「ミドルリーダーとして、今後、自分が実践すること」に関する記述内容はそれぞれで、個々に思い描いた「ミドルリーダー像」を踏まえて、立ち上げた姿なのだろうと思いました。
お忙しい中、このような研修会をコーディネートしてくださった内生蔵校長先生には、深く感謝申し上げます。
【第2回2、3年次教員基礎研修会】信頼関係づくりを目指した保護者対応
5月31日(金)、立山中央小学校にて、第2回2,3年次教員基礎研修会を実施しました。
4月11日(木)に実施した第1回のテーマ「学級経営について」に続き、今回は「信頼関係づくりを目指した保護者対応」についての学び合いとなりました。
前回に続き、立山区域内の校長先生である立山町立利田小学校・岩峅咲由里校長先生に講師をお迎えしました。
まずは自己紹介を兼ねて、これまでの体験などをもとに交流開始です。
互いの対応に耳を傾け、労います。
保護者との信頼関係を築くことがいかに大切かを知り、その関係性を支える面接の基礎・基本を学びました。
そして、役割を決めて実践してみます。
60分間という限られた時間ではありましたが、若手教員それぞれが悩みや自身の課題を共有し、関係づくりに必要なポイントを意識して実践してみるというコミュニケーション型の研修でした。
参加者である2、3年次の先生方にとって、明日からすぐに実践に生かせる学びを得ただけでなく、身近な立場の仲間と思いを共有する機会になったのではないでしょうか。
参加者の振り返りコメントには、「相手の思いに耳を傾けること」「遮らずに最後まで話を聞くこと」「まずは思いを受け止め、感情を理解すること」といった「傾聴」を、関係づくりのスタートとして捉えた記述が多くみられました。
また、何か起こってからの関係づくりではなく、日頃からの児童生徒とのつながりが基盤となるといった気付きもみられました。
本研修会をコーディネートしてくださった岩峅校長先生に、深く感謝申し上げます。
【県外視察研修の様子から】燕市教育委員会訪問と授業参観
立山町の小中学校では、令和3年度から「『主体的・対話的で深い学び』を支える『読み解く力』の育成」に関する取り組みを通して、生涯にわたって学び続ける立山町の子供を育てることを目指しています。
その3か年目にあたる今年度は、意識を「探ろう→育てよう」からさらに「日々、育もう」にシフトし、立山町のどの学校においても取り組む重点を共有しながら、各校が子供の実態を踏まえた「自校ならではの実践」を具体化し、継続しています。
そんな立山町同様に、「読み解く力」向上に取り組んでおられる新潟県燕市に、5月20日(月)、21日(火)の両日、13名の視察メンバーがお伺いしました。視察メンバーは町教育委員会、町センター、町小中学校教員で構成されています。
燕市教育委員会では、令和3年度からの取り組み経過についての詳細をご説明いただきました。「つばめ読解力育成プラン」の道筋は、立山町の「読み解く力向上プロジェクト」と大部分が重なっており、かつ、一歩先を進む実践状況をお聞きすることができたので、ご教授いただいたことが多々ありました。
同じ中学校区内でつながる燕市立吉田南小学校と燕市立吉田中学校を訪問し、各学年の授業を参観させていただきました。
小中学校それぞれで、実践状況についてのご説明を受け、実際に学ぶ子供たちの様子と照らして学び、考えることができました。立山町の取り組みや子供たちの姿を念頭に置いた質問にも丁寧にお答えくださり、有意義な研修となりました。
「読み解く力」はすべての土台に関わるものであり、「子供たちの未来の幸せのために」という思いで、一丸となって取り組んでおられる様子が印象に残りました。将来にわたって学び続ける力を子供たちの中に育てたいと願う、我々立山町の捉えと同じです。
お忙しい中、授業や資料をご準備いただき、お心遣いくださった燕市教育委員会様、燕市立吉田南小学校様、燕市立吉田中学校様には、心より感謝申し上げます。
6月12日には立山町立立山北部小学校と立山町立立山小学校で、6月25日には、立山町立釜ヶ渕小学校で、11月19日には立山町立雄山中学校で、今年度の向上研究会を開催する予定です。4校で6つの授業を公開し、授業参観に加え、実践経過報告、協議会・講演等を通して、「読み解く力」向上プロジェクト最終年度の充実を図ります。
今回の県外視察研修での学びについては、参加者による振り返りの集約ができ次第、各小中学校にお送りしたいと思います。
「同じ立山町の子供を育てる」小中学校の教員同士での学び合いができれば、大きな前進になります。
今年度も、よろしくお願いします。
【ヤングリーダー研修会】チームの一員として「できること」から始めよう
5月8日(水)、7~9年次教員を対象とした「ヤングリーダー研修会」を開催しました。
立山区域小中学校から13名の教員が参加しました。
忙しい合間を縫っての60分間でしたが、「今年1年間の自分」について考える機会となりました。
講師は立山町立立山小学校・林三千代校長先生が務められ、若手教員が憧れる「ヤングリーダー」としての役割について考えるヒントをご講話くださいました。
「キャリアのVSOP」として、20代は「V→バイタリティ(挑戦する意欲)」、30代は「S→スペシャリティ(得意なところの追求)」、40代は「O→オリジナリティ(自分らしさの追求)」、50代は「P→パーパーソナリティ(人間性による信頼の獲得)」といったお話をされ、教師としてステップアップすること、今の自分をみつめて、今後のなりたい自分の姿をイメージすることを促されました。
グループディスカッションでは、同年次の仲間同士、現在の困りごとも含めた話合いが行われていました。
最後には、それぞれが「チームの一員として、今の自分にできること」を具体化し、互いに伝え合うことで研修を締めくくりました。
林校長先生からは「7~9年次は、察して自分から動いてくれる先生たち。そんな主体的な動きが、学校全体に明るさと活気をもたらしてくれる。」と伝えられた上で、「学校から期待されている」という言葉がくり返されました。
立山町教育センターでは、「同年次といった『ヨコのつながり』を意識した研修」「言葉と思いを交わす中で『自分事』としての答えをみつけていく研修」「区域内の様子を熟知された舟橋村・立山町の校長先生方が講師としてコーデネートされる研修」を今年度も企画・運営していきます。
短時間の研修ではありますが、明日からの取り組みのちょっとした手がかりをもち帰ってもらえれば幸いです。