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【教材の活用】小型ロボットの動きをプログラミング

 本センターでは、立山町教育委員会が管理するプログラミング学習教材である小型ロボットを町内の学校に貸し出しています。超音波・光・ライントレース・赤外線といった「4種類のセンサー」と、動き・光・音といった「3つの表現」を組み合わせて、小型ロボットの動きをプログラムすることができます。

 1月末、立山北部小学校では、パソコンクラブの活動に参加する4~6年生の児童が、タブレット端末を活用して、小型ロボットを操作しました。プログラミング学習の一環にあたる活動の初回ということで「触れる」「慣れる」ことが中心となりました。

 思い通りに動いたり、動かなかったり・・・そんなロボットの動きに子供たちは大はしゃぎでした。授業補助には、立山町のICT支援員さんが入ります。

 今後、立山小学校でも、授業で活用されるとのことです。

 画面上の表示だけでなく、実際に動く具体物があることで、子供たちの好奇心は高まっていくようです。

 たくさんの子供たちに活用してもらえれば幸いです。

 

 

【「読み解く力」向上研究会】高野小にて授業公開

 去る1月22日(月)、高野小学校にて、令和5年度第3回「読み解く力」向上研究会が開催されました。

 7月6日(木)の第1回研究会で、雄山中学校にて公開された「中学1年数学」「中学3年社会」、10月18日(水)の第2回研究会で、立山中央小学校にて公開された「小学5年国語」に続き、今回は「小学4年算数」の授業が提案されました。

 また、「基礎的読解力」育成の視点から高野小学校で試行錯誤しながら取り組んでいる「自学ノート」についても、実践状況を参観させていただきました。

 

【「自学ノート」の取り組む6年生の様子から】

 6月に実施したリーディングスキルテストの結果をもとに、自身が得意とするスキル、苦手とするスキルを自覚し、家庭での自主学習に生かします。自分に合った学習内容の決定と実践にはまだ課題はありますが、「まずは動き出すことから」と、児童と教員が一緒になって歩みを進めています。

 参観した教員からは「リーディングスキルテスト結果のコメントをきちんと踏まえて、子供たちが教師の助言を受けながら、学習計画を立てて進めている様子が大変参考になった」「今、どんな取り組みをしているの?と尋ねると、どの子も分かりやすく答えてくれた。自分の取り組みに自信をもっているのが伝わった」「子供自身が自分に何が足りないかを分析し、自主学習につなげている」「子供が黙々と取り組んできたことを認めてもらう場の設定にも意義を感じた」といった声が寄せられています。

 高野小学校・岩田教務主任からの研究経過報告を受け、参加した町内小中学校教員の多数が、取り組み内容だけでなく、その実践する姿に学びを得ることができました。

 

【4年生算数の授業公開から】

 4年生担任の鈴木教諭から、授業「身近な場所の広さを比べよう」が提案されました。

 L字型スペースである図書室の面積をどうやって求めるか・・・すでに学んだ正方形や長方形の面積の求め方を生かしてどう学習課題を解決するか・・・子供たちは意欲的に思考し、生き生きと発表していました。

 課題解決に困っている子供を中心に話合いが進むよう、必要に応じて自分の考えを広げたり、修正したりする時間を十分に確保して授業を展開した鈴木教諭の工夫が功を奏したように思います。

 講師にお迎えした新井紀子先生からも、「全員が授業に参加し正しい答えに自力で辿りついた上、他の子の解法にも関心を示し、努力しようとする姿がうかがえた。説明する言葉もかなり学習言語らしくなっていた。普段から、視写や音読、図形の認識(例:地図当てクイズなど)、見開き2ページでの言葉探し、計算ドリルなどを通じた耕しができていたからではないか」というコメントをいただきました。

 日頃の学びの一端が「授業公開での姿」に表れていたということでしょう。

 

【協議会及び講話から】

 授業後には「RS(リーディングスキル)を視点とした授業改善はどうあればよいか」という協議題のもと、参観教員によるグループ討議を中心に協議会を行いました。提案された授業からの学びだけでなく「自分が授業者ならば」という視点での意見も多く出されました。

 立山町「読み解く力」向上推進事業に令和4年度から携わり、ご指導くださっている「一般社団法人教育のための科学研究所」代表理事・所長である新井紀子先生からは、提案授業・協議会へのご講評と併せて「RSノートとRSを意識した授業 ~受検結果を個別最適な学びにつなげる~」と題したご講演を賜りました。

 向上研究会の機会を与えてくださった高野小学校児童のみなさん、そして、教職員のみなさまに、深く感謝申し上げます。

 実践してみてこそ、明らかになる成果と課題があるかと思いますので、後日、振り返りとして共有させていただき、立山町小中学校全体の取り組みに生かしたいと思います。ありがとうございました。

【令和のとやま型教育推進研修会】立山町の実践を報告しました

 本日、標記のオンライン研修会が開催され、県内の各市町村から、学力向上に関する実践内容が報告されました。

 立山町からは町教育委員会と町センターの職員が参加し、『「読み解く力」育成につながるICT』と題して、小学校での理科と体育の授業を事例とした報告を行いました。

【オンラインで立山町の取り組みを紹介】

【他市町村の報告も聞きながら意見交換】

 ICTをどのような場面でどのように活用するのが有効なのか、学力向上の手立ての一つである「読み解く力」育成において、アイテムとしてどう生かすか。多くの報告内容に散見されるテーマでした。

 一堂に会しての直接対話と同様に・・・とはいかなくても、大雪の日に県内すべての市町村からの報告を聞き、意見交換できるのはICTの強みでしょう。

 立山区域内小中学校の研修に関わる教育センターとしては、提供してくださった情報を実態に合わせて取捨選択し、取り入れさせていただきたいと思います。

【土曜学習教室】特別講座が始まりました

 1月20日(土)、雄山中3年生を対象とした土曜学習教室の3回目を実施しました。

 81名の参加があり、全員対象の自主学習と併行して、希望者対象の特別講座を行いました。

 

【学習支援サポーターさんとの自主学習の様子】

【特別講座・国語の様子】

【特別講座・数学の様子】

【特別講座・英語の様子】

 特別講座では、雄山中学校教員OBの方々がご協力くださっています。

 土曜学習教室の時間も2時間半から3時間半と長くなり、集中力の持続が難しいところではありますが、学習体力も学力のうち。提供された時と場をフル活用してほしいと思います。

【土曜学習教室】第5回(1月20日)のお知らせです

 感染拡大防止や大雪警報のため、休止が続いた「土曜学習教室」ですが、1月20日から再開する予定です。

 前回から予定していた「特別講座」がスタートします。教科ごとのクラスや時間、持ち物をを確認されたい場合は以下の部分をクリックしてください。

 特別講座に関する連絡.pdf

 

 

実施形態が変わることに伴い、以下の点に留意してください。

(以前「すぐーる」で3年保護者に配信した内容です。)

 

①  受付け後、自主学習者は大会議室、特別講座受講者はそれぞれの会場に直接入ってください。特別講座B、Cグループは、まず、大会議室での自主学習となります。

②  9:00ちょうどに、自主学習と特別講座Aグループの活動を始めるので、余裕をもって来場してください。

③  特別講座受講者は、事前にプリントで指示された準備物を必ず持参してください。

④  風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス等、感染症の流行が心配な時期です。

 体調不良はもちろんのこと、感染への不安がある場合は、無理をしないでください。また、マスク着用等、各自での感染対策を心がけてください。

⑤  事前に欠席の申告をしておらず、当日、急に欠席する場合は、必ず、保護者の方から、立山町教育委員会教育課(076-462-9981)に連絡をしてください。安全管理上、連絡のない欠席については、こちらから緊急連絡先の電話させていただきます。

 

 つきましては、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

【センター職員による授業参観】若手教員の授業におじゃましています

 立山町と舟橋村それぞれの小中学校が、自校の研究実践のまとめに入っておられることと思います。立山町教育センターが主催する研修会もほぼ昨年のうちに終了しており、授業力向上研修会として、センター職員が若手教員の授業を参観させていただく研修についても、あとわずかとなりました。

 年度初めから継続して、立山区域小中学校の2~5年次教員の道徳の授業におじゃましました。特別な授業公開というわけでなく、日頃の授業を参観させていただき、悩みをお聞きしたり、少しばかりアドバイスをさせていただいたりする機会としています。

 17名に及ぶ若手教員の授業を参観するなかで、階段を一段一段のぼるように心を耕していく子供たちの姿を見ることができました。教科だけでなく道徳の授業も、教師と児童生徒が共に学ぶ大切な時間であると実感します。

 年が明け、令和5年度のセンター事業もいよいよ次年度を念頭においたしめくくりに入りますが、あとわずか訪問させていただく機会がありますので、どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

【土曜学習教室】休止のお知らせ

 12月23日に第4回土曜学習教室を予定しておりましたが、立山町はじめ富山県内に大雪警報が発令されている状況を受け、休止することとしました。

 本日、その旨をお伝えする案内を雄山中学校を通して配付しました。また、「すぐーる」で同様のお知らせが配信されるかと思います。

 次回の第5回土曜学習教室は1月20日です。第4回で予定していた内容で実施します。

 051222 土曜学習教室の休止について(保護者宛).pdf

【土曜学習教室】休止のお知らせ

 12月9日に第3回土曜学習教室を予定しておりましたが、インフルエンザや風邪等による体調不良者が増加している状況を受け、感染拡大を防ぐため、休止することとしました。

 本日、その旨をお伝えするご案内を雄山中学校を通して配付しました。また、「すぐーる」で同様のお知らせが配信されるかと思います。

051209 土曜学習教室の休止について(保護者宛).pdf

 体調を崩している生徒のみなさんは、しっかり体を休めてください。時には休養も必要です。

 元気な生徒のみなさんは、これまでの土曜学習教室で見せてくれた集中力を自宅でも発揮して、一つでも多くの学びを積んでください。

 次回の第4回土曜学習教室は、12月23日です。これまでの自主学習と併せて特別講座を予定しています。

 なお、特別講座希望アンケートは明日12月6日の朝までですが、欠席している生徒さんは、次に登校する際、忘れずに、担任の先生へ提出してください。よろしくお願いします。

特別講座アンケート(R5.12 ).pdf

 雄山中学校の生徒さんと職員の方がお世話くださるセンター前の花壇でも、色とりどりの花が寒空に向かって顔を上げています。

 受験生のみなさん、体調管理を心がけ、できることから一つ一つやり遂げていく冬にしてください。

 応援しています。

 

【センター職員による学校訪問】高野小学校におじゃましました

 11月30日(木)に高野小学校を訪問しました。

 

 高野力郎校長先生にご案内いただき、すべての授業を参観させていただきました。

 そこで感じたことは、ここちよい「静けさ」です。

 一人一人が集中して目の前の課題に取り組んでいる、そんな落ち着いた雰囲気です。

 授業だけでなく、ファイルにつづられたプリントなどからも、そんな日頃の様子がうかがえました。

 子供たちも先生方も、一日一日、さらには一時間一時間の積み重ねを大事にしておられるのが伝わってきます。

 校舎のあちらこちらに全校児童の言葉が、自筆の文字で掲示されています。

 自分のがんばりや友達のよさが紙面いっぱいの文字で伝えられています。

 教室だけでなく、校舎のいたるところで、子供たちは「自分」を感じることができます。

 授業での学びも整然と掲示され、これまでの足あとがしっかりと残されています。

 高野校長先生に、子供たちのよさについてお尋ねしたところ、「子供たちのよさは一人一人ちがって、ひとまとめに答えることはできないけれど」と前置きされたうえで、「自分自身の課題をもって、一人一人がそれに立ち向かおうとしている。本当にみんなががんばっている。」と話してくださいました。

 子供に対しても先生方に対しても、それぞれのよさを捉え、伸ばしていきたいという姿勢、願いをお伺いする機会となりました。

【センター職員による学校訪問】舟橋小学校におじゃましました

 11月27日(月)に舟橋小学校を訪問しました。

 

【2年生・音楽】歌詞を見ながら、リズムよく歌います。元気な掛け声とジェスチャーを交えた歌声から、教室の雰囲気が伝わってきます。

【4年生・社会】「十二貫野用水のひみつをさぐろう」というテーマのもと、用水の傾きの秘密について考えをめぐらせる子供たち。教室の模型でイメージを抱いたあとは、校舎から出て、実際に水を流して実験です。

【5年生・家庭科】我が家のお味噌汁を紹介しながら、栄養バランスを考えます。子供たちと一緒に「うんうん、うちでもあるある!」と思いながら、参観していました。ほのぼのした温かい雰囲気の5年生でした。

 

 参観後は、松越正純校長先生からのお話を伺いました。

 授業にせよ、子供たちの活躍する場にせよ、特別なことではなく、日々の歩みを大切にしておられるとのこと。

 そして、そんな子供たちの様子を保護者だけでなく地域の方にも知ってもらえるようにとホームページの掲載内容も工夫しておられます。

 今年度は、コロナ前に実施していた全校児童による集会を復活させ、子供たちが工夫して企画し、実践する機会にしておられるそうです。そんな「ハッピースマイル集会」では、子供たちの笑顔の花がたくさんたくさん咲いていることでしょう。

 ふるさと「ふなはし」に根差し、がんばっている子供たち。いずれは生まれ育った地域で活躍する大人になってほしい。松越校長先生が語られた言葉に、子供たちや先生方、舟橋村への愛情や願いが感じられる訪問となりました。