ホーム
【県外視察団の受入】燕市視察団が釜ヶ渕小を訪問
今年6月に「読み解く力」向上推進の先進地として、立山町教育委員会・小中学校教員が新潟県燕市を訪れ、貴重な学びを与えてきただきました。
今度は、その燕市の教育委員会・小学校教員が立山町を訪問されるということで、雄山中学校にて開催された向上研究会に続き、釜ヶ渕小学校をご案内しました。
朝の「全校読み書きタイム」を参観させていただきました。全校児童が集まり、教員が輪番で企画・実施する課題に取り組みます。活動の足あととなるワークシートは、全生徒の目にとまる場所に、蓄積掲示されています。
その後、全学級の授業を参観させていただきました。教科書や資料には思考の根拠となる部分にラインが引かれ、授業者の支援のもと、活発で発展的な意見交換がなされました。授業終了時刻となっても児童のデスカッションは止まらず、燕市の先生方も見入っておられました。
参観後には、釜ヶ渕小・立山町教育委員会・立山町教育センターが、燕市の先生方と情報交換を図りました。それぞれの実践をもとに、課題や成果を共有する時間となりました。
【「読み解く力」向上研究会】雄山中にて授業公開
去る11月19日(火)、雄山中学校にて、令和6年度第3回「読み解く力」向上研究会が開催されました。
第1学年3組では有澤詩恵里教諭による数学科「比例と反比例」が公開されました。
比例に関する既習事項を生かして、反比例のグラフの特徴を見つけ、説明するものです。
第2学年2組では石山高徳教諭による理科「気象の観測」が公開されました。
専門用語に関する学習の前後に天気図を読み取る活動を設定することで、生徒に自身の変容を感じさせます。
第3学年6組では前田功平教諭による数学科「力のはたらき方」が公開されました。
身近な物理現象について、学習した「慣性の法則」を用いて説明するものです。
指差し確認後の黙読、音読、視写等、教科書を「読み解く」ことに焦点を当てた授業の公開となりました。
本会の講師をお務めいただいた一般社団法人 教育のための科学研究所 新井紀子所長、目黒朋子上席研究員には授業を参観していただき、全体会の講話では指導助言をいただきました。
立山町教育委員会、立山町議会議員、町内小学校教員のみなさまにご臨席いただき、この3年間の取り組みとして、雄山中学校から研究経過が報告されました。
立山町「読み解く力」向上推進事業の節目となる研究会となりました。
今後も「生涯にわたって学び続けることができる子供の育成」を目指して取り組みを進めていきたいと思います。
【センターだより】令和6年度号外「そふとめん11」を発行しました!!
【土曜学習教室】開講式後
11月16日(土)、雄山中学校の第3学年生徒を対象とする「土曜学習教室」が始まりました。
昨年度に引き続き、今年度も100名を超える参加希望者があり、会場の立山町元気交流ステーションには、学習道具を携えて、たくさんの生徒が集まりました。
入口で受付を済ませ、早く到着した生徒たちが、会場設営を手伝ってくれました。
着席するとすぐに教材を開き、自主学習を始める生徒も姿も・・・。
開講式では立山町教育委員会・杉田孝志教育長から、激励の言葉をいただきました。
他にも雄山中学校・杉本和博校長先生や立山町教育課の方々も激励に駆けつけてくださいました。
今回は自主学習が中心の回となり、学習サポーターに質問しながら進める様子がみられました。次回からは、学習サポーターの人数も増え、年末からは希望制の特別講座を予定しています。
まずは踏み出すこと。一人一人が集中して取り組んだ90分間は、まさに「沈黙に耐えて集中する時間」「自己解決し、定着を図る時間」「時間感覚をもって学習を計画・実践する時間」の始まりとなりました。
週末休みの土曜日、午前中の前半に90分間の学習を終えているということは、達成感が得られるだけでなく、その後、自宅にて取り組む学習に向けての励みにもなります。
【センターだより】令和6年度号外「そふとめん9・10」を発行しました!!
富山県教育委員会の通常学校訪問研修による学びについて、各校から寄稿していただいております。
今回は10月22日(火)の立山中央小学校、10月24日(木)の立山北部小学校からです。
【センターだより】令和6年度号外「そふとめん8」を発行しました!!
【センターだより】令和6年度号外「そふとめん7」を発行しました!!
【センターだより】令和6年度号外「そふとめん6」を発行しました!!
9月27日(金)に立山町役場にて開催された「立山区域科学作品コンクール表彰式」についての記事を掲載しました。
【放課後学習教室】目的に応じた学習の工夫
第2学期中間考査に向けて学習する雄山中の生徒を支援する「放課後学習教室」を実施しました。
全学年合わせて100名の参加となりました。
「沈黙に耐えて集中できる力」はテスト本番はもちろんのこと、テスト勉強及び日常の家庭学習でも発揮される力であり、学力のひとつともいえます。
根拠となる教科書の本文に線を引き、それに照らして問題集に取り組む生徒、分からない問題の解答・解説を見ながら解いてみることで、「答えそのもの」だけでなく「解き方」を習得しようとしている生徒、すでに完成させたテスト範囲の問題週を開き、キーワードや説明部分、漢字や英文を書き出して反復練習する生徒、教科書の内容を自主学習ノートにまとめ直す生徒。
ねらいに応じて学習方法を工夫する生徒の様子が多々みられ、学ぶ力の向上を感じました。
学習サポーターに質問し、疑問を簡潔するのも「放課後学習教室」におけるよさですが、このような時間と場所を設定すること自体にも効果がありそうです。