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【第3回2、3年次教員基礎研修会】子供との関わりを考える

 8月9日(金)、立山中央小学校にて、第3回2、3年次教員基礎研修会を実施しました。

 「学級経営」をテーマとした第1回(4月)、「保護者対応」をテーマとした第2回(5月)に続き、最終回となる今回は「子供との関わり」をテーマに、関係づくりのプロフェッショナルからお話をお聞きしました。

 講師には、日頃から立山町の小学校がお世話になっているスクールソーシャルワーカーの 野尻 満 先生 をお招きしました。

 

 

 

 

 たくさんの具体事例を踏まえ、「大人から声をかけること」「子供の声に耳を傾けること」の大切さを教えていただきました。

 頭ではわかっているつもりでも、野尻先生の「子どもを本気で心配するのが教師だから」「子どもは大人に話を聞いてほしがっている」という言葉を聞き、参加者は改めて子供たちとの関わりを振り返り、向き合うこと、受け止めることについて考える機会となったようです。

 

 参加者の振り返りコメントの一部を紹介します。

・これまでよりも積極的に子供の様子を見取っていこうと感じた。子供から話しかけてくれた時が関係を深められるチャンスだと知ることができたので、今後、このようなきっかけを逃さないようにしていこうと思った。教師からの言葉かけや表情、言葉遣いのひとつひとつを見直していきたい。

・子供の様子や気持ちは多種多様なのだと実感した。今後、10年後、20年後に子供からどんな接し方をされるかと思うと少し怖くなった。カジュアルな日常会話の中に大切なものがたくさん詰まっていると思った。

・普段の何気ない学校生活の中で子供の話を聞き、姿を認め、褒めていきたい。そして、子供のことを本気で心配し、ちょっとした変化に気づくことのできる教師になりたい。そのため、健康観察や給食の時間、休み時間等、子供たちの顔をみて丁寧に声をかけていこうと思う。

・お話を聞いて「形だけの指導」という言葉が印象に残った。「先生だから指導しないと」という思いから指導していたことに気付いた。自分にとって話を聞いてもらえることがどれだけ有難いものだったかを思い出し、子供も同じなんだと改めて感じた。

 

 この研修会では、学級担任になって2年目、3年目の先生方に実情を考慮してテーマを設定しました。

 若手の先生方が日々の悩みや成果を共有しながら、学校を越えた横のつながりを築き、身近な先輩にあたる講師の先生方から適切な助言をいただく場になっていれば幸いです。

 1学期間に全3回の研修会を実施したことで、2学期、3学期と見通しをもって実践されることを期待しています。

 教師の成長がそのまま子供たちの成長につながるものと信じて、今後もそれぞれのキャリアステージを対象とした研修の企画・運営を図っていきたいと思います。